各証券会社の新NISA積立投資枠と成長投資枠の売上ランキングをみると違いがあります。
個人的には新NISAでは積立投資枠と成長投資枠は同一の商品で良いと考えていますが、世間的には異なるようです。
今回は新NISAの積立投資枠と成長投資枠の売り上げランキングの紹介と新NISAをどのように利用するのが有効か検討していきます。
結論として
新NISAは保有期間が無期限のため、積立投資枠と成長投資枠共に長期投資に適した投資信託が有効です。
積立投資枠と成長投資枠のランキング
積立投資枠、成長投資枠共にS&P500や全世界株式の投資信託が上位にランクインしています。
以下は楽天証券の積立投資枠と成長投資枠の売り上げランキングです。
出所
成長投資枠ではNTTなどの個別株式に加え、
インド株やNASDAQ100の投資信託が上位にランクインしています。
新NISAの基本は長期投資
新NISAは積立投資枠、成長投資枠共に保有期間が無期限のため、長期投資が有効です。
近年は企業の栄枯盛衰の速度が早まっている印象を受けます。
企業の時価総額ランキングをみると数十年前と現在では顔ぶれが異なることは一目瞭然です。
企業が倒産すると資産価値が0になります。
このリスクを減らし、長期投資を実践するには分散投資が重要です。
個別株式よりもインデックス投資の方が分散は優れています。
ただし、分散することで良くも悪くもリスクとリターンは下がります。
新NISAでは配当再投資が有効
新NISAでは利用できる枠が最大で1800万円と決まっています。
内訳としては
積立投資枠年間120万円、成長投資枠年間240万円
合計で年間360万円です。
配当金が出る場合、配当金にかかる税金は非課税になります。
配当金を再投資する場合には新NISAの枠を使うことになります。
一方、配当再投資の場合は個別元本に配当金が組み入れられ、新NISAの枠を使用しなくてもよくなります。
出所
配当金再投資の有無により将来的な資産形成に大きな差が着きます。
私の考えと実践方法
成長投資枠では積立投資枠よりも商品選択の自由度が高く、リターンや配当が優れた個別株式や分散性の少ない投資信託が支持されています。
各証券会社で上位にランクインしているNTTは30年程前に時価増額ランキングが世界一になり、日本でも知らない人はいない大企業です。
しかし、2023年の時価総額ランキングでは100位以下となり、ランキング外となっています。
NTTは日本に必要不可欠なインフラを整備、保有している企業であり、日本政府がNTT株の約3割を保有しており、潰れることは考えづらいと言われています。
また、高配当株でもあるため人気になっていると考えます。
しかし、NTTとS&P500の株価を見てみると違いは明らかです。
NTT
S&P500
出所 Googleファイナンス
企業の成長性や配当再投資の違いが株価にも表れている可能性が考えられます。
新NISAでは積立投資枠、成長投資枠共に長期投資に適し、配当金が再投資される投資信託が有効です。
私の場合は
積立投資枠、成長投資枠共にeMAXIS SlimS&P500、オルカンを選択しています。
できるだけ早く、新NISA枠を使い、できるだけ長期投資をすることを心掛けています。
まとめ
新NISAの積立投資枠と成長投資枠の売上ランキングは異なった特徴があります。
新NISAでは長期投資に適し、配当再投資型の投資信託が有効と考えます。
積立投資枠、成長投資枠共に分散された投資信託が一案となります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。