住宅ローンについて学ぶために以下の本を読みました。
住宅ローンを利用すると金利がかかります。
住宅は人生で最大の買い物と言われています。
ローンの金額が多いため、返済額も多くなります。
そのため、しっかりと住宅ローンについて学ぶことで支出を減らすことに繋がります。
今回は上記の書籍から学んだことを紹介します。
住宅ローンは変動型一択
住宅ローンを組む際の金利は変動型か固定型を選びます。
2024年現在、固定型よりも変動型の金利が1%程度低くなっています。
日本の金利は上昇傾向にあることがニュースなどでよく取り上げられています。
それでも著者は変動金利一択と述べています。
その理由としては、今後日本では金利が上がったとしても大幅に上昇する可能性は低いためです。
金利はインフレと密接な関係があると言われています。
インフレが進むと金利が上がる傾向があります。
ここ数年で日本においてもインフレの進行に伴い金利が上がっていることは事実です。
今後もインフレは持続することが考えられますが
将来的な日本の経済や人口減少を加味するとこれまで以上のインフレは起きづらいと考えます。
つまり、変動金利が固定金利を上回る可能性が低いということです。
今後、米国並みに経済成長、インフレが進むと考える方は固定型にしても良いかもしれません。
ローンの期間はできるだけ長い方が良い!?
ローンの返済と聞くとなるべく短く、繰上げ返済わした方が良いと考える方が少なくないと思います。
返済期間を短くすることで、ローンの金利を払う期間が短くなり、返済額を確実に減らすことが出来ます。
著者はこの考え方に否定的です。
その理由は金利の低さと住宅ローン控除が関係しています。
変動型金利は大半の場合0.5%を下回っています。
住宅ローンを利用すると0.7%の控除が10-13年間受けることができます。
例えば、3000万円の住宅ローンの場合
約21万円の控除を10-13年間受けると総額200万円以上の控除を得ることができます。
繰上げ返済やローン期間が短くなるとローンの元本が減り、控除額が減ります。
これらのことから、著者は住宅ローンはできるだけ長く借りることが有利と述べています。
住宅ローンと資産運用が最強の組み合わせ
住宅ローンを低い金利で長く借りることで、手元の資金を温存することができます。
その資金を使って、株式などの資産運用をすることが最強の組み合わせと述べています。
新NISAやiDeCoで分散されたインデックス投資を行うことで4%前後のリターンを期待できます。
この期待リターンは住宅ローン金利やインフレ率を遥かに上回っています。
また、資産全体の配分としても不動産、株式、現金となり異なる値動きの資産クラスの組み合わせとなるため、リスク低減にも繋がります。
逆に資産運用を組み合わせない方は、控除期間が終わり次第できるだけ早く返す方法も一案になるかもしれません。
私の考えと実践方法
心情的には借金は早く返したいという気持ちは理解できますが、合理的な判断として住宅ローンを長く借りることを検討してみても良いと考えます。
私は住宅ローンを利用していませんが
利用するとしたら変動型、できるだけローン期間を長くするようにします。
本書を読み、住宅ローンで損をしない、むしろ得をする方法を学べました。
現在住宅ローンを組んでいる方も、ローンの借り換えの判断基準などを学べるため一読の価値があると考えます。
まとめ
本書を読むことで住宅ローンは変動型、住宅ローンの期間はできるだけ長くする利点を学ぶことができます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。