資産形成ではお金を貯める、増やすことに意識が向きやすいですが、お金を使うことはそれ以上に重要になります。
お金は使わないと、お金から価値を引き出せないからです。
極限まで節約や仕事をして、お金を得ることができても上手く使えなければ費用対効果は低くなるかもしれません。
また、お金の価値は年齢によっても異なると言われています。
今回はお金のコスパについて検討します。
結論として
お金のコスパは若いほど、物より経験に使うほど良くなる可能性があります。
お金の価値は若いほど高くなる
コスパはコストパフォーマンス、費用対効果のことです。
名著DIE WITH ZEROで若いほどお金から価値を引き出しやすいことが紹介されています。
出所 ビル•パーキンス DIE WITH ZERO
著者はお金の価値を最大化できる年齢は26-35歳と
述べています。
年齢を伴うと健康状態とお金から価値を引き出す力の関係性が高まります。
お金から価値を引き出す力を維持するためにも
最低限の健康維持は誰しもが行うべきです。
物よりも経験にお金を使う
心理学者のリーフ•ヴァン•ボーウェンは
物よりも経験にお金を使う方が満足度が高い
ことを研究で明らかにしました。
この論文では
物による幸福感は長続きしない、
物による幸福感は慣れやすい
ことが紹介されています。
私の考えと実践方法
若い時の経験はその後の生活や人生において役立つことも多いです。
また、身体を使った経験は若い時ほど価値を引き出しやすいです。
加齢や病気により身体が思い通りに動かないと
身体を使った経験は行いづらくなるためです。
私の趣味はスノボーです。
20代の時と30代後半の現在では1日に
楽しめる量(滑れる量)が異なります。
加えて、インフレによりスノボーをするための費用は上がっています。
年齢が高くなるほど、時間が経つほど
お金から価値を引き出しづらくなることを痛感しています。
身体を使う経験でどうしても行いたいことは
なるべく早く経験をすることをお勧めします。
物は買った直後は満足感が高いですが、いくら高く、気に入った物でも慣れてしまった経験は誰しもがあると思います。
物は探せば探すほどより良いものが見つかり、
比較をするとキリがないということも多いです。
一方の経験は物のような比較は生じづらいことも
幸福度や満足度の持続性に関係している印象があります。
将来の選択肢を増やすため、自由を維持するために
ある程度お金を貯めることも重要です。
しかし、お金は使ってこそ価値を引き出せ、若い時ほど有効ということを加味すると
自分にとって必要性や価値の高いことにはお金をしっかりと使うことがより重要と考えます。
新NISAのインデックス投資ではほったらかし投資が可能なため、時間対効果は高いです。
必要性や価値の高いことにお金と時間を使い、
それ以外のことにはお金と時間を使わずに資産形成に注力することが一案となります。
まとめ
お金のコスパは若いほど高くなります。
お金は物よりも経験に使った方が満足度や幸福度が持続しやすいです。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。