FP×PTでお金と人生設計を真剣に考えてみた

FPとPT視点でお金と人生設計に必要なシンプルかつ大切な考え方を紹介します

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

無リスク資産とリスク資産の期待リターンとインフレ率

資産運用と聞くと期待リターンや効率性の高さに注目が集まりやすい印象があります。 期待リターンは資産クラスによって大きく異なります。 元本保証がされている無リスク資産は期待リターンが低くなります。 一方、元本保証がされていないリスク資産は期待リ…

長期投資における含み益の効果

株式投資の期間が長くなると含み益が増していきます。 含み益は買った時よりも株価が上昇し、売却すれば利益が出る状態です。 含み益や含み損は実現していない仮の損益のため無意味と言う方もいますが、長期投資には大きな意味を持つと考えています。 含み益…

オルカンとの相関関係から分散性を高める選択肢を考える 

新NISAで最も人気のある投資信託はeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)です。 オルカンを買うことで様々な国や企業に広く分散投資できます。 しかし、オルカンのみで分散がOKかと言われるとそうでもない場面もあります。 オルカンは株式の集合体です。 株先の資…

家計管理の基礎:収入に左右されない生活の重要性

日本の企業の約55-70%程の賃金は年功序列性を採用しているという複数の調査結果があります。 年齢を重ねるに伴い給与収入が上がる方が少なくないということです。 しかし、日本の平均的な賃金はほぼ横ばいであり、物価は上がっており、物価変動を加味した実…

年金とインフレを考慮すると生涯リスク資産保有する必要がある!?

資産運用の定説として、年齢が上がるほどリスク資産の比率を下げることがよく言われます。 退職などで収入が下がり、リスク資産の変動に対する影響が大きくなることが理由として挙げられます。 しかし、インフレや年金を考慮すると無リスク資産だけでは心許…

米国株式(S&P500)の信託報酬ランキング

新NISAでのインデックス投資では全世界株式と米国株式(S&P500)に人気があります。 どちらが良いかはリスクとリターンの求め具合で個人によって異なります。 しかし、全世界株式も米国株式も維持コストは安いほど良いということは変わりません。 今回は米国株…

連休中の健康的、経済的にもコスパの良い場所

子供(幼児)にどこに行きたい? と聞くと公園と即答されます。 小さい子供を持つ世帯では公園などの自然が多い屋外で過ごす時間が増える方が少なくないと思います。 自然の中で過ごす時間と健康は関連しているという研究報告があるのはご存知ですか? 私自身…

新NISAのアセットアロケーションと投資方法

新NISAの年間利用可能額は積立投資枠120万円と成長投資枠240万円、合計360万円あります。 新NISAは投資方法よりも資産配分を決めることが重要です。 今回はアセットアロケーションと新NISAの枠の個人的な使い方を紹介します。 結論として リスク許容範囲内で…

シンプルで効果的な新NISAの攻略法

NISAでは投資元本の大きさと投資期間が重要です。 経済評論家の山崎元さんがおっしゃっていたできるだけ大きく、早く、シンプルに使うことが新NISAの攻略法であることは間違いない事実です。 diamond.jp 今回は新NISAの最善の攻略法を紹介し、実践する難易度…

全世界株式の信託報酬ランキング 長期投資に有利な商品

長期投資では維持コストが重要になります。 維持コストは確実なマイナス要素であり、高いほどリターンが低くなります。 また、維持コストと投資成績には大きな関連はないと言われています。 つまり、維持コストが高いから良いとはなりません。 よって、維持…

新NISAの利用率と必要条件

私の本職は医療職であり、普段の業務でお金に対する情報はほとんど入ってきません。 そのためか周囲の方とお金に対する会話になると、お金に関しての知識が乏しいと感じる場面が少なくありません。 当ブログを見て下さる方にとってはNISAやiDeCoの利用は当然…

ポイント還元で効率的な資産運用!クレジットカード積立投資

年始に一括投資する勝率の高さを先日の記事で紹介しました。 freefppt.com しかし、積立投資にも大きな利点があります。 それはポイント還元です。 大手ネット証券では、10万円前後まではクレジットカードでの積立投資が可能です。 クレジットカードで積立を…

2024年の投資方法の比較:一括投資 vs 積立投資

先日、2024年の新NISAの投資可能額の確認のために、久しぶりに証券口座にログインしました。 私の投資方法はほったらかし投資(Buy&Hold)のため、株価の確認はほぼしません。 新NISAでは成長投資枠は一括投資、積立投資枠は積立投資を実践しています。 運用成…

臨時収入と臨時支出

先日、臨時収入と臨時支出がありました。 臨時収入は本業に関与する収入です。 臨時支出は自動車の点検により発覚した支出です。 この出来事から改めて資産形成はストック型の収入を増やし(資産)、ストック型の支出(負債)を減らすことが重要と実感しました。…

投資サイクルと対策(最適な行動)

投資にはサイクルがあると言われています。 投資サイクルによって強い企業やセクターが異なると言われています。 今回は投資サイクルの紹介と適した投資行動について検討していきます。 特に投資行動は絶対の正解はないですが、損を防ぐ可能性を高める方法が…

資産形成期の選択肢:高配当投資 vs インデックス投資

インデックス投資と同じ位高配当株投資にも人気があります。 高配当株投資は配当としてお金を得ることができるため、完全なる不労所得です。 しかし、資産形成期には高配当投資よりもインデックス投資の利点が大きいと考えます。 今回は高配当株投資とインデ…

良い節約と悪い節約の見極め方

資産形成を行うには収入を増やす、支出を減らす、運用利益を上げるのどれか(もしくは複数)を行う必要があります。 大半の方にとって難易度が低いのは支出を減らすことです。 しかし、全ての支出を減らすと良いかというとそうでもありません。 今回はやって良…

資産形成の黄金式から資産形成の本質と介入点を検討する

当ブログでは資産形成についての話題が多くなっています。 資産形成を難しく考えている方が少なくないと思います。 しかし、資産形成は単純な式で現すことができます。 資産形成の本質は以下の式に集約されています。 資産形成=(収入−支出)+(資産×運用利回…

睡眠は重要  健康づくりのための睡眠ガイドライン2023

健康づくりのための睡眠ガイドライン2023をご存知ですか? https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf このガイドラインは厚生労働省が推奨しているものです。 睡眠が健康だけでなく、仕事の効率性に大きく関与することがわかっています。 睡眠…

リスクを取らずにはいられない時代!? 賃上げとインフレの影響

近年、日本においてもインフレの影響を感じることが少なくないです。 また、メディアによる賃上げの報道を耳にする機会が増えた印象があります。 あなたは賃上げの実感を持っていますか? 私は賃上げの実感が一切ありません。 私の本業は医療職(PT)です。 医…

億り人への道②:期待リターンとリスクの関係

前回、インデックス投資で億り人になるハードルの高さをお伝えしました。 インデックス投資で億り人になるには投資元本の大きさと投資期間の長さが鍵になると考えています。 freefppt.com 期待リターンが高くなれば、投資元本や投資期間を少なくできる可能性…

億り人への道: インデックス投資の可能性とハードル

資産形成をしている方は誰もが1度は資産1億円以上の億り人を意識したことがあると思います。 では、インデックス投資で億り人になれるか? この答えはYES、NOどちらにもなります。 個人的な感想としては 決して不可能ではないですが、ハードルは低くない と…

買い物心理学: セール活用の注意点

楽天スーパーセールが9/4-9/11で行われています。 event.rakuten.co.jp 楽天やAmazonでは定期的にセールが行われます。 セールを上手く使うと安く、必要なモノを買うことができる可能性があります。 今回はセールの際に注意すべきことと有効な活用方法を検討…

新NISAを活用した大学進学費用シミュレーション

先日、児童手当の制度変更について紹介しました。 freefppt.com 児童手当を新NISAで18年間運用した場合のシミュレーションをしてみます。 教育費が短期で必要になるのは大学進学時と言われています。 今回は大学進学時にかかる費用を新NISAを利用する場合を…

児童手当の制度変更と使い道の注意点

2024年10月から児童手当が拡充されることをご存知ですか? 子育て世帯にとってはポジティブな制度変更になります。 児童手当の使い道は教育費や貯金(将来の学費準備)、日々の支出まで様々な用途があると言われています。 しかし、児童手当を有効に活用するた…

無理なく新NISAを有効に使うには

新NISAから株式投資での資産運用を始めた方は少なくないと思います。 私の知人で今年と来年は新NISAをフルで利用するから、(家計が)カツカツと笑いながら言っている方がいました。 たしかに、新NISAでは投資額をできるだけ大きく、投資期間を長くすることは…

株式投資の負ける確率を減らす方法 リスク管理と長期投資が鍵

株式投資と聞くと、リターンに意識が向きがちです。 しかし、リターンとリスクは連動していることが一般的です。 ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン となる傾向があります。 近年は良くも悪くもSNSで他人の投資情報がすぐに手に入ります。 た…