2024年からは開始した新NISAは積立投資枠と成長投資枠で年間360万円、生涯で1800万円まで非課税で運用可能です。
加えて、新NISAでは非課税期間が無期限であり、長期投資が可能です。
新NISAを有効に使うにはできるだけ大きい投資元本を長く使うことが重要です。
今回はこの点について考察していきます。
結論として
新NISAではできるだけ早くから長く大きく使うことが資産形成の成功率を高めます。
新NISAをできるだけ大きく使うべき理由
新NISAでは年間で360万円、生涯で1800万円まで非課税枠があります。
株式投資の成果や効率は投資元本の大きさに関連します。
例えば運用利回り4%の場合
投資元本が100万円では年間4万円の利益
投資元本が1800万円では年間7.2万円の利益
となります。
株式投資の運用利回りを1%上げる難易度はとても高いです。
しかし、投資元本を大きくすることで運用利回りを上げるのと同等以上の成果を得ることができます。
株式投資を始めとした資産運用はお金持ちが有利なゲームと言われるのは投資元本の規模による差が大きいためです。
新NISAの枠はなるべく大きく使うことが重要です。
投資元本が大きくなるほど資産変動の額が大きくなるため、リスク許容度を確認することも合わせて行うことが必要です。
できるだけ早くから長く使うべき理由
株式投資における資産形成の難易度は投資期間に左右されます。
難易度は短期では高く、長期では低くなります。
投資期間が長くなるほど平均回帰性や複利の力が働くためです。
投資期間の1つの目安としては15-20年です。
米国、日本において15-20年の投資期間があればどの時期に始めても投資元本を下回る結果にはならないという過去のデータがあります。
出所 穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
加えて、広範囲に分散されたインデックス投資の年間運用利回りは4%程度と言われています。
4%の運用利回りの場合、投資元本が倍になるのに
約18年かかります。
よって、15-20年の投資期間がとれれば元本割れを防ぎ、資産形成の成果が出る可能性が高いと言えます。
投資期間を長く取るにはなるべく早くから新NISAを利用することが一案となります。
ただし、お金の価値は若いほど高いこと
若い時ほど金融資産への投資よりも人的資本への投資が有効であることは
考慮すべきです。
私の考えと実践方法
新NISAはできるだけ早くから大きく利用し、投資期間を長くすることが有効です。
大きな投資元本を長期間運用すると資産価値の変動幅が大きくなるため分散投資が重要になります。
新NISAをできるだけ早くから大きく長く利用するには個別株ではなく世界株式や米国株式などのインデックスファンドの利用が適していると考えます。
新NISAの枠はなるべく早く世界株式や米国株式の投資信託で全て使う予定です。
最近は株高や円安と言われ、大きな額を投資しづらいですが、株価や為替の先行きは誰にも読めないため気にしないようにしています。
専門家でもない一般投資家ができる戦略は
できるだけ大きな投資元本を、できるだけ長期間投資することが最も成果が出る可能性が高いと考えます。
まとめ
新NISAはできるだけ大きく、長く使うことが有効です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。