資産運用の成果はアセットアロケーション(資産割合)でほとんど決まると言われています。
資産クラスによって、期待リターンやリスクが異なるためです。
一般的にはリスクとリターンは連動します。
ローリスク、ハイリターンなどは基本的にはあり得ないということです。
今回はアセットアロケーションを考える上で、知っておくべき各資産クラスの資産価値の推移と私のアセットアロケーションを紹介します。
結論として
長期では株式を多く取り入れることが資産価値が増加する可能性が高い反面、短期では変動が大きくなる点には注意が必要です。
各資産クラスの資産価値推移
以下は各資産クラスの資産価値の推移を示しています。
出所
ジェレミー•シーゲル 株式投資第4版
株式の価値増加、現金の価値低下が目立っています。
現金の価値低下はインフレによる影響が大きいと言われています。
株式の価値増加は資本主義の成果と言われています。
長期的に所有する資産クラスとしては株式が有力です。
日本は長年のデフレからインフレに変化してきていることからも
現金の資産クラスを減らし、株式の資産クラスを増やすことが一案となります。
30代FPのアセットアロケーション
私のアセットアロケーションを紹介します。
株式が約72%、現金が28%です。
株式の内訳は投資信託が95%、ETFが5%となっています。
投資信託はeMAXIS Slim全世界株式、S&P500が大半です。
ETFはNASDAQ100に連動したものです。
現金は多少金利の良いネット銀行を上限1000万円として預けています。
現金は順次減らし、新NISAに移行しています。
2024年分の新NISAの枠は全て利用しています。
現金の余力が続く限り、新NISAの枠をなるべく大きく使う予定でいます。
現金の割合は28%から15%程度まで下げていく予定です。
株式優位のアセットアロケーションの利点と欠点
アセットアロケーションに株式を多くすることで
長期的には資産価値が増加する可能性が高いです。
一方、短期的には資産価値が上下に大きく変動する可能性があります。
過去の暴落を見ると50-60%程度の下落は十分あり得ます。
また、S&P500や全世界株式は外貨建て資産であり、
為替による影響を受けます。
円安で資産価値が上がり
円高で資産価値が下がります。
株価と為替の二つの影響を受けることは意識しておくべきです。
まとめ
資産クラスにより資産価値の推移は大きく異なります。
株式は長期には資産価値が上がる可能性が高いですが、短期では変動が大きいです。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。