ここ数年様々な物の値段が上がり、インフレを体感している方も少なくないと思います。
日本では長年デフレが続いていましたが、欧米では1990年から2%前後のインフレが続いています。
日本政府のインフレ目標は2%と定められており、
今後もインフレによる物価高は当面続く可能性が考えられます。
インフレでは預金など低金利の資産クラスでは資産価値が低下します。
今回はインフレと資産価値の関係と対策について検討します。
結論として
インフレは続く可能性があり、インフレ対策には株式などのリスク資産を所有する必要があります。
日本と欧米のインフレ率推移
以下は日本と欧米の過去30年間のインフレ率の推移です。
出所
欧米は平均して約2%のインフレで推移していますが、2021年以降のインフレ率は2%を大きく上回る水準となっています。
ただし、欧米ではインフレに伴い賃金も上昇しているためインフレによる影響は少なくなっています。
出所
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/roudou/21/backdata/column01-03-1.html
インフレによる現金の資産価値低下
インフレが進むと物価が上がるため、相対的に現金の価値が下がります。
出所
https://maneomaneko.tsite.jp/article/3056/index.html
インフレ率が高いほど現金の価値が下がります。
ここ数日、老後には2000万円ではなく4000万円必要かもしれないと言った老後4000万円問題が話題になっています。
預金から投資は正当な対策
日本政府は預金から投資を推奨しています。
日本人の一般的なポートフォリオでは預金が多く、
有価証券などが少ないことがわかっています。
預金はインフレ率以下の低金利でありインフレには対抗できないからです。
預金から投資のために2024年から開始した新NISA制度は大幅に改善されています。
私の考えと実践方法
日本では長らくデフレが続いていたため、インフレが異常事態のように様々なメディアで報道されています。
しかし、世界的に見るとインフレが一般的であり、日本の長期間のデフレが異常であったと言えます。
今後もインフレが高止まりする可能性は十分考えられます。
その一方で日本の賃金は長期間停滞しており、急な賃金の増加は難しい可能性が高いと考えます。
賃金が上がらずに、インフレにより支出が上がると
投資資金を貯めづらくなります。
そのため、できるだけ早くから投資資金を作る準備を始めることが重要です。
これから投資を始める方は日々の貯金の一部を新NISAに移し替えることをおすすめします。
例えば毎月3万円貯金できるなら
1.5万円を新NISA、1.5万円を預金にします。
株式投資の資産価値の変動に慣れ、ある程度の預金での貯金ができたら株式投資の額を増やすことをお勧めします。
私の場合
生活費の6-12ヶ月分を預金に確保できているため
毎月の預金への貯金は0、全て新NISAでの資産運用にお金を移行しています。
まとめ
日本でもインフレ率が上がっていますが、世界的には数十年前からインフレ率は上がっており、今後もインフレが持続する可能性はあります。
インフレでは現金の資産価値が下がるため、インフレよりも金利が高いリスク資産を保有する必要性が高まっています。
誰でもできるリスク資産としては新NISAを利用した株式投資が一案です。
クリック応援していただけると毎日のブログ更新の励みになります!
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。