ここ数年で様々な物の値段が上がっており、インフレという言葉を聞く機会が増えています。
物価の上昇(インフレ)は資産形成と密接な関係があります。
物価が上がれば支出が増えます。
物価が上がることは現金の価値が下がることを意味します。
日本の資産形成の基本は銀行預金による貯金です。
貯金の重要性は疑う余地はありません。
貯金ができなければ資産形成の元本を確保できないためです。
しかし、インフレでは現金の価値が下がるため低金利の銀行預金だけでは資産形成が困難な時代になってきています。
今回はインフレが資産形成に与える影響と日本と世界の物価上昇から今後の戦略を検討します。
結論として
今後もインフレが続く可能性が高いため、資産形成、資産維持には物価上昇率以上の資産を所有することが重要です。
インフレが資産形成に与える影響
以下はインフレ率による将来的な現金の価値を表しています。
出所
https://www.nomura-am.co.jp/sodateru/start/why_invest/02_inflation.html
インフレ率が0%であれば現在と将来の現金の価値は同じです。
しかし、インフレ率が2%の場合、
20年後には現金の価値が100万円から67万円と33万円分下がります。
インフレでは現金の価値が下がることを意味しています。
日本と世界のインフレ率推移
以下は日本と世界のインフレ率の推移です。
出所
https://sekai-hub.com/statistics/imf-japan-inflation-rate
https://sekai-hub.com/statistics/imf-world-inflation-rate
ここ数年で日本、世界共にインフレ率が上昇しています。
今後もインフレ率は2%以上になると予想されています。
過去の日本のようにインフレ率が0%付近であれば現金の価値は保たれます。
しかし、デフレからインフレに時代が変わりつつあることを強く認識する必要があります。
私の考えと実践方法
インフレに対抗するにはインフレ率以上の資産を所有する必要があります。
銀行預金の金利は1%以下のため、インフレには対抗できません。
インフレ率以上の資産は元本保証されていない資産となります。
元本保証されていない資産を嫌う方は一定数いると思います。
しかし、インフレ時代はインフレ率以下の資産だけでは資産は維持できません。
そのため、資産の一部をインフレ率以上の資産に置き換える重要性が増していると考えます。
誰でも簡単に少額からできるインフレ率以上の資産としては株式(インデックス投資)があります。
私は所有する資産の約70%を株式に置き換えてインフレに対抗しています。
NISAやiDeCoなどを利用するとより有効に資産形成が可能になります。
まとめ
インフレにより現金の価値が下がります。
資産を維持するためにもインフレ率以上の資産を所有することが重要です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。