新NISAで最も人気のある投資信託はeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)です。
オルカンを買うことで様々な国や企業に広く分散投資できます。
しかし、オルカンのみで分散がOKかと言われるとそうでもない場面もあります。
オルカンは株式の集合体です。
株先の資産クラスが下落した場合は、広く分散されていても株価は下がる可能性が高いです。
今回はオルカンの分散性を上げる選択肢について検討していきます。
結論として
オルカンは株式内での分散であり、分散性を高めるにはゴールドや債券が候補になります。
長期では株式の資産価値が高まりやすい
以下は各資産クラスの価値の推移を示しています。
出所
株式投資の未来 ジェレミーシーゲル
株式の価値が上がり、現金(ドル)の価値が下がっていることがわかります。
過去のデータから長期的に見れば株式が最も資産価値増加の可能性があると言えそうです。
しかし、株式は変動幅の大きい資産クラスであり、過去の暴落では株価が50%程度下がったこともあります。
よって、株式以外の資産クラスを組み合わせることが一案となります。
オルカンと各資産の相関
以下はオルカンと各資産クラスの相関を示しています。
出所
相関関係は+1に近いほど同じ動きになり
−1に近いほど逆の動きなります。
オルカンと相関関係が低い資産クラスがゴールドと債券です。
これらの資産をオルカンに加えて所有すること暴落時のリスク軽減につながる可能性があります。
特にゴールドは近年価値が上がっており、分散投資以外にサテライト投資として紹介されることが増えています。
私の考えと実践方法
オルカンで株式の分散は完了します。
しかし、オルカンは広く分散されていても株式100%の商品です。
よって、オルカンをより分散させたい場合にはゴールドや債券が一案になります。
ほったらかしで運用する場合はバランスファンドも候補には上がります。
資産形成期の方はある程度リスクを取る必要があります。
新NISA枠(1800万円)は全て株式で使用したいところです。
私の場合
新NISA枠な使い終わったら、ゴールドや債券を取り入れるか検討中です。
まとめ
オルカンは株式内の分散であり、他の資産クラスには分散できていません。
オルカンと異なる値動きをする資産としてはゴールドと債券が一案となります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。