2025年に入り株価は下落傾向にあるようです。
株価下落というニュースが増えると、投資の継続が難しくなる方も少なくありません。
しかし、長期投資を前提にした場合、日々の株価の変動は雑音であり、無視した方が良いと思っています。
今回は下落相場であっても日々の株価を無視して長期投資に徹した方が良い理由について検討していきます。
結論として
日々の株価変動の影響は小さく、長期的には株価はプラス域に収束する傾向があるため、無視した方が長期投資の実践につながる可能性が高くなります。
株価は不規則に変動するのが普通
株価は日々変動し、日経平均やTOPIX、S&P500など主要な指数の変動がNEWSやSNSでよく話題になります。
株価はランダムウォークすると言われており、規則性がなく変動するため、将来の正確な予測はできないと様々な研究で明らかになっています。
株式投資開始直後は日々の株価の変動が気になり、株価のプラス、マイナスで一喜一憂した経験がある方も少なくないと思います。
新NISAで多くの方が取り組んでいるインデックス投資では期待リターンは4%程度と言われています。
期待リターン4%の1日の変動は0.01%程度です。
100万円の0.01%は100円
1000万円の0.01%は1000円です。
不規則で将来の予測不可能なことに加えて、
日々の変動幅は非常に小さいことから
無視しても問題ないと考えます。
株価は長期的にプラス域に収束する
株式投資は期間が長くなるほど複利や平均回帰性が働きやすくなると言われています。
株価は不規則に変動しますが、過去のデータでは長期的に期待リターンはプラス域に収束する傾向があることがわけります。
出所
穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
プロスペクト理論
プロスペクト理論をご存知ですか?
プロスペクト理論は損失回避性とも呼ばれ、
人は損失に対して過剰に評価する傾向があるというものです。
これを株式投資に当てはめると
株価の変動がプラスになる感情よりも
株価の変動がマイナスになる感情を強く
感じやすくなる可能性があるということです。
株価は不規則にランダムウォークし、
長期ではプラス域に収束しやすいですが
短期ではプラスにもマイナスにも大きく変動します。
日々の株価を確認して、
マイナスが大きくなると理論的には売らずに保有した方が良いと分かってはいても、
心理的にマイナスを大きくしないために売った方が良いと考えやすいです。
今回の下落のように株価の大きなマイナスがあると、長期投資をやめてしまう可能性が高まります。
そのため、株価変動に一喜一憂することは長期投資には不向きと言えます。
私の考えと実践方法
株価は日々変動しますが、日々の変動は小さく
プロスペクト理論から逃れ、長期投資を実践するには日々の株価を無視することが一案です。
私は所有する株式の株価の確認は年間数回しか行っていませんが大きな問題は起きていません。
全世界株式などのインデックス投資であれば分散投資ができているため、長期投資を実践するために、あえて株価を無視して、積立投資を継続する戦略が有効と考えます。
まとめ
株価は日々変動しますが不規則であり、長期投資の視点では変動幅が小さく、長期的に期待リターンはプラス域に収束する傾向があります。
長期投資を実践するには日々の株価は無視する方が有効と考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。