収入➖支出がプラスであることが資産形成の第1歩と伝えました。
そこからさらに1歩進むためにキャッシュフロー表を知っておくことが有用です。
キャッシュフロー表はFPのよく使用するツールの1つです。
キャッシュフロー表を簡単に言うと、ライフプランに沿った収入と支出を把握するものです。
キャッシュフロー表の考え方を取り入れることで、長期視点での収入と支出の関係を捉えやすくなります。
なぜキャッシュフロー表を使うのか?
キャッシュフロー表は収入と支出をライフプランに沿って記載するツールです。
よって、前回紹介した収入➖支出の関係性を長期視点でみるということになります。
例えば、子供の進学や結婚などでは一般的に支出が増えます。
長期視点でどの期間に支出が増えるかが分かれば、その前後のお金の流れを調整することで対応がしやすくなります。
定年退職など収入が減る場合にも、時期がわかり、その前後のお金の流れがわかれば対応がしやすくなります。
よって、キャッシュフロー表の考え方はライフプランに基づいた長期視点での収入➖支出の管理が可能となります。
キャッシュフロー表は個人差が大きい
ライフプランに沿ったお金の流れは個人差が大きいです。
収入が多く、支出も多い方もいます。
収入が少なく、支出が多い方もいます。
このようにお金の使い方は個人差が大きいです。
よって、収入の◯◯%を貯金するなどの考え方には正解はないと考えます。
個人によって正解が異なります。
加えて、お金の価値は若年ほど高くなると言う考え方を以前の記事で紹介しました。
考え方1つでキャッシュフローは大きく変わることも少なくありません。
これらのことから、自分用のキャッシュフロー表を作成し、ライフプランに沿ったお金の流れを把握することは重要であると考えます。
キャッシュフロー表の作成方法
キャッシュフロー表のエクセルデータはFP教会のホームページに無料版があります。
ホームページ上に使用方法の説明もあるため、FPの専門知識がなくても作成が可能です。
専門的なアドバイスを頂きたい方はFPに相談してみるのも一案です。
キャッシュフロー表を作るのは正直言って面倒臭いです。
しかし、得ることも少なくありません。
私は自分のライフプランに沿ったキャッシュフロー表を作成した結果、自分の考えの甘さが浮き彫りになりました。
しかし、結果を参考にお金の流れを変えるきっかけになりました。
時間がある方は自分のライフプランに応じたキャッシュフロー表を作成してみる事をおすすめします。
まとめ
キャッシュフロー表はライフプランに応じた長期的な収入➖支出のお金の流れの把握が可能です。
ライフプランに応じたお金の流れは個人差が大きいため、自分に合ったものを作成することが有効と考えます。