お金の価値は自分の年齢によって異なることをご存知ですか?
お金の価値は若い時ほど高く、高齢になると価値が下がると言われています。
今回はお金の価値について、年齢、複利、インフレの3つの視点から考えてみます。
結論として、お金の価値は若い時ほど高いため、自分にとって貴重な経験には、なるべく早く、惜しみなく投資することが有効です。
お金の価値と年齢の関係
お金から価値を引き出すのは若年ほど可能と考えます。
その理由は2つあります。
①若い時の経験はその後の人生で使える期間が長い
②同じ体験でも若年の方が有利なことが少なくない
具体的に解説していきます。
①の場合、例えば、小学生に入る前に泳げるようになれば、その後はいつでもプールや海で遊ぶことができます。
つまり、早く経験するほど、その後の人生で使える頻度が増えます。
資格などの勉強についても同様のことが当てはまります。
②の場合、例えば、私の趣味でスノーボードがあります。
同じゲレンデに行って、同じスノーボードをするという体験をしても、若い時の方がたくさん滑ることができました。
20代の時は1日に10回以上滑り降りができましたが、30台半ばでは1日に5-7回程度しか滑り降りができなくなりました。
つまり、同じ体験をしても、若年の方が価値を引き出しやすいということです。
よって、お金から価値を引き出すことは若年の方が有利であることが少なくないと考えます。
お金の価値と複利の関係
以前の記事で複利を紹介しました。
複利の視点で考えると投資期間が長いほどお金の価値が増えます。
現在のお金を使わずに、資産運用などで複利の力を利用することで、将来的にはお金の価値が増すためです。
よって、現在のお金の価値は将来のお金の価値よりも高いと言えそうです。
お金の価値とインフレの関係
インフレという言葉をご存知ですか?
インフレは物価が上がり、相対的にお金の価値が下がるということです。
インフレの逆がデフレです。
デフレでは物価が下がり、相対的にお金の価値が上がるということです。
日本では20-30年の間デフレの状況でしたが、2023年現在徐々にインフレ傾向となっています。
様々なメディアにおいて、値上げの報道が頻回に聞かれるようになっています。
物価が上がることで、同じ値段で同じものが買えなくなります。
例えば、私が学生の時、マクドナルドのハンバーガーは100円あれば買えましたが、2023年では買えません。
つまり、インフレによってお金の価値は下がります。
よって、お金(現金)は年数と共に価値が下がるということです。
インフレに対応するには、貯金ではなく投資が必要です。
まとめ
お金の価値について、年齢、複利、インフレの視点で考えてみました。
どの視点で見ても、若い時ほどお金の価値が高いという傾向があると考えられます。
よって、お金の価値を最大限引き出すには、自分にとって貴重な経験には、なるべく早く、惜しみなく投資することが有効であると考えます。