最近、出産をした方から学資保険の必要性について相談を受けました。
教育費は人生における大きな支出の1つであり、準備が重要です。
教育費の準備方法として、学資保険を利用している方は少なくないと思います。
しかし、教育費の準備方法として学資保険を利用するのは個人的には推奨していません。
今回は学資保険の代わりとなる教育費の準備方法を検討していきます。
結論として
学資保険は満期前の解約で元本割することに加え、低金利です。学資保険の代替え案としてはNISAと個人向け国債は検討の余地があります。
教育費の目安
教育費は進路によって大きく異なります。
出所
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/kyoikuhi/kyoikuhi001.html
全て公立であっても約1000万円かかるため、計画的に準備することが重要です。
学資保険の利点と欠点
教育費の準備方法して学資保険は一定の人気があります。
学資保険の利点は3つあります。
①満期まで利用で元本割れしない
②預金よりも金利が高い
③保険の代わりになる
学資保険の欠点は2つあります。
①満期前の解約で元本割れする可能性がある
②低金利
学資保険は満期まで利用することで、元本割れしません。
加えて、満期まで利用した場合の金利は銀行預金よりも高い傾向があります。
学資保険の大半に死亡保障が付帯しています。
学資保険の利用期間中に万が一、契約者(親)が亡くなった場合は以降の保険料払込は免除となります。
一方、学資保険の欠点は途中解約で元本割する可能性があることです。
学資保険は早期解約で元本割れリスクが高まる内容になっている商品が少なくないです。
また、満期まで利用したとしても、年間の金利は1%以下になる商品が大半です。
これらの利点と欠点から
学資保険があなたに合うかを検討する必要があります。
学資保険の代替え案
私の家庭は子育て世帯ですが学資保険を利用していません。
学資保険ではなくNISAや預金を利用しています。
教育費が必要な時期までに10-15年の期間が取れる場合は、新NISAの利用が一案となります。
過去のデータを見ると
投資期間が長くなるほど、元本割れする可能性が減っています。
ただし、学資保険と異なり、投資期間を長くしても新NISAは元本保証はされていません。
お金が必要な時期に暴落が起きた場合、必要なお金が準備できないというリスクもあります。
新NISAで教育費を準備する場合は
リスクと出口戦略を考える必要があります。
新NISAは株式による資産運用のため、元本保証されていないため、教育費の準備には不向きと感じる方も少なくありません。
そういう方には個人向け国債が一案となります。
最近は金利が上昇しており、
個人向け国債変動10年の金利は0.66%まで上昇しています。
個人向け国債は発行から1年経過後は途中解約可能です。
解約のペナルティは直前2回分の利子です。
個人向け国債の利子は半年毎です。
つまり、1年以上利用できれば、
実質的には元本割れはありません。
私の考えと実践方法
確実に教育費を準備したいという方に対しては
学資保険よりも途中解約での元本割れリスクが少ない個人向け国債が有効と考えます。
商品によって異なりますが金利的にも学資保険と大差はないと考えます。
ある程度、リスクをとって良いと思う方は
新NISAでのインデックス投資が推奨されます。
私の場合
子供が0歳の時から教育費の準備をしており、
投資期間が10年以上あるため、個人向け国債ではなく新NISAを選択しています。
出口戦略としてはお金を使う時期が近づいた(3-5年)ら換金の時期を検討する予定です。
ただし、タイミング投資は難しいため、
お金が必要な時に暴落が起きるというリスクはしょうがないと割り切っています。
まとめ
教育費の準備としては学資保険には一定の人気がありますが、利点と欠点があります。
個人的には学資保険よりも新NISAや個人向け国債が教育費の準備に有効と考えています。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。