敗者のゲームというインデックス投資の名著があります。
この本の有名な言葉として
稲妻が輝く瞬間
があります。
これは株価の急激な上昇を意味しており、
急激な上昇を逃してしまうとリターンが低下します。
以下の記事で稲妻が輝く瞬間の最新版が紹介されていたため紹介します。
近年、稲妻が輝く瞬間を逃した場合のリターンへの悪影響が大きくなっているため、株式市場に居続けることの重要性が増しています。
稲妻が輝く瞬間(1980-2008年)を逃す影響
以下は敗者のゲーム第6版のデータです。
出所 チャールズ•エリス 敗者のゲーム
対象の指数はS&P500です。
稲妻が輝く瞬間(株価の急激な上昇)を30日逃すと
全日投資する時と比べリターンが半減しています。
タイミングを見て、売り買いする投資の難しさがよく分かります。
稲妻が輝く瞬間(1988-2024年)を逃す影響
以下は最新のデータです。
出所
上位10日を逃すとリターンが約6割低下、
上位40日を流すとリターンが約9割低下
しています。
株式市場に居続けることが最重要
最新版のデータでは従来のデータよりも稲妻が輝く瞬間を逃した影響が大きくなっています。
以下のデータをみると毎年のようにある程度株価の下落が生じていることがわかります。
出所
これらのことから
タイミングをみて売り買いするよりも
株式市場に居続けることの重要性が増していると言えます。
株価の変動に関係なく、株式市場に居続ければ、
稲妻が輝く瞬間を取り逃がす心配はなくなります。
私の考えと実践方法
私は株価の変動で株式を売ることは一切考えていません。
コロナショックや先日の日経平均の大暴落を経ても株式を売らずに保有しています。
そのため、稲妻が輝く瞬間を取り逃がさずに資産運用ができています。
株式を売る時は、お金が必要になった時だけと決めています。
お金が必要になった時は、株価を気にせずに現金化する予定です。
ただし、5年以内に使う予定のあるお金については
株式とは別に確保しています。
そのため、株式を売るときは急にお金が必要になった時だけです。
むしろ、株価が大きく下がった時には、買い増す準備もしてあります。
基本は長期投資で株式を売らずに保有し、
株価の上げ下げをみて行うタイミング投資は追加投資のみで行うのがベターと考えています。
まとめ
稲妻が輝く瞬間を取り逃がす影響が年々大きくなっています。
稲妻が輝く瞬間を取り逃がさないためには、長期投資で株式市場に居続けることが重要です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。