貯金から投資へという政府の言葉から新NISAも開始され、貯金よりも投資に対する意識が強まっています。
しかし、資産形成の基礎は貯金です。
投資する元本を作るには貯金が重要だからです。
投資元本10万円で投資のリターンが10%、
投資元本が100万円で投資のリターンが1%
上記のリターンは同じ1万円です。
投資のリターンを1%上げるのは途方もない努力が必要であり、努力しても報われるかは不確かです。
大半の方にとって投資元本を増やすことが重要です。
今回は貯金と投資リターンが経済的自立に与える影響と対策について検討します。
結論として
貯蓄率を高めることが資産形成や経済的自立には重要です。
各年代における貯金の平均値と中央値
令和4年家計の金融行動に関する世論調査によると
2人以上世帯の貯金額の平均値と中央値は以下になります。
出所
平均値よりも中央値が現実に近いと言われています。
あなたの貯金額は同年代の中央値と比べていかがでしょうか?
貯蓄率と経済的自立の関係性
貯蓄率と経済的自立には大きな関係があると言われています。
以下の図はFIREの第一人者の著書から引用したものです。
出所 クリスティー•シェン FIRE 最強の早期リタイア術
当然ですが、貯蓄率、投資リターンが高いほど
FIREまでの期間が短くなっています。
ただし、貯蓄率が高まるほど、FIREに必要な投資リターンの差は小さくなります。
経済的自立には投資リターンよりも貯蓄率が大きく関与しているとも言えそうです。
私の考えと実践方法
私の貯蓄率は約35%程度です。
今を楽しむ支出をしっかり取ると、私にとって無理のない貯蓄率はこの程度になります。
しかし、これくらいの貯蓄率であっても同年代の貯金の中央値を大きく上回っています。
その理由は
自動車や保険、家など大きな支出を最低限にして、
その分のお金を新旧NISAなどで資産運用を行ったことが大きいと思います。
貯蓄率を上げて、投資元本が大きくなるほど
投資の期待リターンが低くても、大きなリターンを得ることに繋がります。
貯蓄率を上げるには
先取り貯金や固定費の削減など様々な方法があります。
あなたに合った方法で貯蓄率を上げることが重要です。
まとめ
貯金は資産形成の基礎です。
経済的自立には投資のリターンよりも貯蓄率が大きく関与する可能性があります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。