円安が止まらず、1ドル160円となっています。
円安の要因は様々あると言われていますが
個人的には日米の金利差が大きく影響していると
思います。
日米の金利差や通貨、人口動態を比較すると米国の強さがわかります。
円安が進むことで日本円の価値が下がるため、
日本円で給与をもらう方の資産価値が下がっていると言えます。
今回は円安の傾向と対策について検討していきます。
結論として
円安、円高どちらになっても良いように、日本円と外貨建て資産の両方を持つことが重要です。
円安の推移
直近5年間で1ドルは110円から160円になっています。
出所 Googleファイナンス
今後も円安が続く!?
今後も円安ドル高が続く可能性は十分に考えられます。
その大きな要素としては3つ考えられます。
①金利差
②通貨の強さ
③人口動態
日本と米国の国債の金利差は約4-5%程度あると言われています。
出所
https://www.smtb.jp/personal/useful/market-column/sera-column_57
国債は満期まで保有していれば元本は保証されます。
そうなると金利が低い日本円よりも、金利の高いドルを選ぶ方が多いのも納得できます。
ドルは外国為替市場における通貨別シェアで約44%と言われています。
出所
https://www.smd-am.co.jp/market/naruhodo/2023/naruhodo_vol163/
日本円は8.3%であり、ドルの取引量が多く、
ドルが基軸通貨であることは明らかです。
日本円が弱いのもありますが、ドルが強すぎるという面も大いにありそうです。
日本は人口が減っていくことは周知の事実です。
一方の米国は人口が増えていくと言われています。
出所
人口が増えれば消費が増え、経済が活発になりやすいです。
一方、人口が減れば消費が減り、経済が停滞しやすいと言われています。
この3点から日本円とドルを比較すると
ドルの価値が高い状態で維持されることは容易に考えられます。
よって、円安ドル高が今後も続く可能性は十分あり得ます。
個人の対策はドル建て資産を持つこと
個人ができる円安への対策はドル立建て資産を保有することです。
投資信託のS&P500や全世界株は日本円で購入できますが、中身はドルやユーロなどの外貨建て資産です。
外貨建て資産を所有することで
円安になれば資産価値が上がります。
一方、円高になると資産価値が下がります。
日本に住み、日本円で給与をもらい、日本円を使うという時点で資産配分が日本円に偏りやすくなります。
よって、意識的に外貨建て資産を保有することが重要になります。
私の考えと実践方法
私は日々の生活費と生活防衛資金を除くと、
大半の資産は外貨建て資産になっています。
新NISAや旧NISAから株式投資では外貨建て資産を選択しているからです。
近年の円安で、所有資産は最高額を更新しています。
今後、反対に円高になった場合は、外貨建て資産を多く購入できるため、そちらも利点になります。
日本円と外貨建て資産の両方を持つことぇ
円安や円高などの為替の影響を減らすことができます。
長期的に為替がどう推移するかは誰にも分かりませんが、どのようになっても対応できる状態であることが重要と考えます。
まとめ
円安が進んでおり、日米の比較をすると今後も円安が続く可能性は十分あり得ます。
為替の影響を減らすためには日本円と外貨建て資産の両方を保有することが重要です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。