円安が急激に進んでおり、1ドル158円台となっています。
ドルと円の為替には金利が影響していると言われています。
日本は今年になりマイナス金利を解除しましたが米国との金利差は依然として大きい状況です。
今回は日米の金利差と為替、個人ができる対策について考察します。
結論として
円安が続くと日本円の価値が下がるため、外貨建て資産を持つことが今まで以上に重要になっています。
日本と米国の金利と為替の関係性
日本の金利はマイナス金利が解除されましたが
日本国債2年が0.3%、日本国債10年が0.8%です。
一方、米国は米国債2年が4.88%、米国債10年が4.0%
となっています。
マイナス金利が解除されても金利差が大きいことがわかります。
以下の図を見ると日米の金利差と為替が一部連動している可能性が考えられます。
出所
https://www.google.co.jp/amp/s/media.rakuten-sec.net/articles/amp/40786%3fpage=2
円安と物価高の関係性
日本は食料やエネルギーなどの資源を輸入に頼っています。
日本の食料自給率は38%です。
出所
エネルギー自給率は約11%です。
出所
https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2022/001/
円安により食料やエネルギーを輸入する費用が
上がるため、物価が高くなる可能性が考えられます。
個人ができる円安対策
為替は金利差や景気、政策などに影響されるため
先行きを予測するのは至難の業です。
よって、個人ができる対策としては
円資産とドル資産(外貨建て資産)の両方を持つことです。
円とドルの両方を持つことで円安と円高の影響を減らすことができます。
米国株式や全世界株式の投資信託やETFは日本円で変えますが中身は外貨建て資産です。
米国株式や全世界株式の投資信託やETFを所有することが個人ができる簡単な円安対策と考えます。
ただし、円建てとドル建ての商品で良くも悪くも運用成績に差が出る点は注意が必要です。
私の考えと実践方法
ここ数年で円安が急激に進行しています。
過去には外国に行かなければ円安は関係ないという意見もありましたが、物価高という面で日本国内にいるだけでも円安の影響を感じやすくなっています。
今後も円安ドル高が日米の金利差や経済成長に起因するとしたら円安が続く可能性も考えられます。
私のポートフォリオは円資産とドル資産で
3:7程度であり、円安でむしろ資産形成が進行しています。
賃金が上がらずに物価高になっている現状でも
安心できているのは外貨建て資産を所有していることも関係しています。
もちろん今後、円高ドル安になる可能性もありますがそれでも円資産を持っているため対応ができると
思います。
将来的な為替はどうなるかは分かりませんが
個人ができることは限られており、
円とドルの資産を持つことが実用的と考えます。
まとめ
円安が急激に進んでおり、その原因に日米の金利差が関与している可能性があります。
円安と物価高は連動しているため、個人でも対策が必要です。
個人ができる円安対策は円とドルの両方の資産を持つことです。
クリック応援していただけると毎日のブログ更新の励みになります!
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。