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投資信託説明書から考えるS&P500とNASDAQ100の特徴

インデックス投資では全世界株式と米国株式に人気が集中しています。

 

各証券会社の売り上げランキング1、2位は

オルカンとeMAXIS slimS&P500です。

 

米国株式へのインデックス投資ではS&P500に加えてNASDAQ100も人気があります。

 

今回は投資信託説明書からS&P500とNASDAQ100の特徴と向き、不向きを検討します。

 

結論として

米国全体に投資するならS&P500、ハイテク分野を重視する場合はNASDAQ100となります。

 

 

構成銘柄

S&P500、NASDAQ100ともに構成銘柄の上位は似ており、マグニフィセントセブンの割合が大きいです。

 

S&P500

出所 

https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253266.html

 

 

NASDAQ100

出所

https://www.nam.co.jp/fundinfo/nn100if/main.html

 

 

マグニフィセントセブンはApple、Microsoft、Amazon、Google、META(Facebook)、NVIDIA、

Teslaです。

 

マグニフィセントセブンの占める比率は

NASDAQ100では約40%

S&P500では約28%

オルカンでは約20%

となっています。

 

業種別の割合では

NASDAQ100は情報技術が約49%といわゆるハイテク柄が主流です。

https://www.nam.co.jp/fundinfo/nn100if/main.html

 

 

 

S&P500は情報技術が約30%、ヘルスケアや一般消費材、金融などNASDAQよりも分散されています。

 

 

出所 

https://info.monex.co.jp/fund/guide/sp500-beginner.html#page04

 

直近10年間の運用成績

S&P500

出所

https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253266.html

 

 

 

NASDAQ100

出所

https://www.nam.co.jp/fundinfo/nn100if/main.html

 

 

2013-2023年の10年間の運用成績は

NASDAQ100は−22.9%から+43.4%

運用成績マイナスの年が2回、プラスの年が8回です。

年間利回りは約20.4%です。

 

 

S&P500は-7%から+60.4%

運用成績マイナスの年が2回、プラスの年が8回です。

年間利回りは約21%です。

 

直近10年間ではS&P500の方が変動幅から見ても

成績が良かったことがわかります。

 

私の考えと実践方法

S&P500とNASDAQ100を選ぶ際には分散の度合いで判断することが一案です。

 

マグニフィセントセブンをはじめとしたハイテク銘柄を重視したい場合はNASDAQ100が優れています。

 

一方、ハイテク銘柄以外の米国の主流銘柄にも分散したい場合はS&P500が優れています。

 

S&P500で米国市場の約80%をカバーできると言われているからです。

 

米国内での分散(S&P500)と集中(NASDAQ100)のどちらを優先するかは個人の考え方で良し悪しが分かれます。

 

私はS&P500とNASDAQ100の両方を保有していますが、コアとしてS&P500が8割、サテライトとしてNASDAQ100が1割程度です。

 

S&P500とNASDAQ100は共に優れた指数であるため長期保有に適していると考えます。

 

まとめ

S&P500とNASDAQ100の構成上位はマグニフィセントセブンであり、NASDAQ100はよりハイテクよりです。

 

S&P500の方がNASDAQ100よりも分散されており、直近10年では資産価値の変動幅は少なく、運用利益は約20%と同程度となっています。

 

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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。

※投資判断はご自身で行ってください。