半導体関連のセクターETF(SOX)やNASDAQ100の運用成績は史上最高値を記録するS&P500を上回っています。
S&P500や全世界株式は資産形成のコアに適している商品です。
一方、リターンとリスクの高いセクターETFは資産形成のサテライトに適していると考えます。
今回はサテライト投資の有力な候補であるSOXとNASDAQ100の投資目論見書から特色と傾向を検討します。
結論として
SOX、NASDAQ100共にリスクとリターンは高くなっており、特にSOXは情報技術に限定されている点が特徴的です。
半導体指数(SOX)の構成銘柄と運用成績
SOXはフィラデルフィア半導体株指数に連動しており、構成銘柄は米国に上場している主要な半導体関連30銘柄で構成されています。
出所
年間リターンは63.7%〜-26.1%と変動幅が大きいことがわかります。
また、SOXは半導体株で構成された指数であり、
業種別組入比率は情報技術が100%となっています。
NASDAQ100の構成銘柄と運用成績
NASDAQ100はNASDAQ市場に上場している銘柄金融銘柄を除いた時価総額上位100銘柄で構成されている指数です。
出所
AppleやMicrosoft、Amazonなど日本でも有名な企業が上位に位置しています。
年間リターンは43.4%〜-22.9%とSOX同様に変動幅が大きいことがわかります。
業種別組入比率は情報技術が48.4%、
コミュニケーション、一般消費財、ヘルスケア、生活必需品で合計約44%となっています。
出所
私の考えと実践方法
SOXのリターンの高さは魅力的です。
半導体は産業の米と言われており、
パソコンやスマホ、自動車など
電子化が進む現代社会での需要は増加すると言われています。
しかし、個人的にはSOXよりもNASDAQ100に魅力を感じており、NASDAQ100のETFや投資信託を選択しています。
長期投資を考慮する景気が良い時と悪い時のサイクルが必ず生じます。
情報技術などのハイテク銘柄は好況に強く、不況に弱いと言われています。
一方、生活必需品や消費財、ヘルスケアは不況に強く、好況に弱いと言われています。
SOXよりもNASDAQ100の方がバランスが良いため、長期投資には向いていると考えます。
ただし、SOXはNASDAQ100よりも情報技術に特化しているためリターンが高いのも事実です。
ここでも、リスクとリターンのどちらを優先するかで選択が変わってきます。
まとめ
サテライト投資の有力な候補としてSOXとNASDAQ100が挙げられます。
SOXは情報技術に特化しています。
NASDAQ100は情報技術主体に加え、その他のセクターも含みバランスが良いと考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。