ここ1年で円安が進んでいます。
日本の食料自給率は低く、円安の影響により輸入品の物価高が生じています。
一方、円安により外貨の価値が上がっており、外貨建て資産である株式や保険などの資産価値は上がっています。
外国株式だとS&P500と全世界株式の人気があります。
今回はS&P500と全世界株式の円安の影響を除いた運用成績を確認していきます。
結論として
為替の影響を除いても直近の運用成績は全世界株式、S&P500ともに優れた結果となっています。
全世界株式(VT)の推移
為替の影響を減らすために、ドルベースでの全世界株式とS&P500の運用成績を確認します。
対象はドルベースである全世界株式のETFであるVTとS&P500のETFであるVOOです。
VTが設定されたのは2008年6月です。
2008年6月に約50ドル、2024年5月に約110ドル
となり16年間で約120%上昇しています。
出所 Googleファイナンス
S&P500(VOO)の推移
VOOが設定されたのは2010年9月です。
2010年9月に約102ドル、2024年5月に約475ドル
となり、14年間で約366%上昇しています。
出所 Googleファイナンス
直近の米国株の凄まじい成長を物語っています。
インデックス投資の平均利回りは年間約3-5%と言われています。
直近10-15年の全世界株式、S&P500の運用成績は
かなり良かったことがわかります。
暴落時には半分になる可能性もある
運用成績がよかったS&P500でも過去の暴落では
資産価値が半分になったこともあります。
出所
全世界株式においても同程度の下落をしています。
出所
https://www.sonylife.co.jp/contractor/asset/contents/blog/colum05.html
株式市場にはサイクルがあると言われています。
過去のデータを見ると不況、好況を繰り返しながら徐々に株価は上昇してきた経緯があります。
投資期間が長くなれば暴落に遭遇する可能性が高まるため、資産価値が下がることも考えた上で長期投資に臨みたいところです。
私の考えと実践方法
為替の影響を除いても、最近のS&P500と全世界株式の運用成績は良好です。
しかし、過去には暴落が起き、資産価値が一時的に大幅に下がってきたことも事実です。
最近の運用成績を過信しすぎず、淡々と長期投資を実践することが重要と考えます。
まあ、暴落時に投資を継続できれば
安く、多くの株式を買うチャンスにもなります。
暴落時に一括投資ができれば、資産形成が大きく進む可能性もありますが、難易度が高いのも事実です。
平常時も暴落時も行動を変えずに
毎月の給与から一定額積立投資を継続することが一案となります。
まとめ
円安の影響を除いても直近10-15年の全世界株式とS&P500の運用成績は優れています。
ただし、過去には暴落により資産価値が半分程度になることもあったことは知っておくべきです。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。