新NISAが始まり、株式投資への注目度が上がっています。
各証券会社の売り上げランキングで
オルカンとS&P500が1、2位を独占しています。
投資信託説明書(交付目論見書)をしっかりと読んだことはありますか?
投資信託説明書は投資信託を購入する際に目を通す説明書です。
私も流し読み程度でしたが、ちゃんと読んでみると得るものが多かったです。
今回はオルカンの投資信託説明書の重要と思った部分を紹介します。
結論として
オルカンは多数の国と通貨に分散はされますが中心は米国です。広範に分散されていても運用利回りがマイナスになる可能性もあります。
オルカンの通貨と国の分散
オルカンは47カ国に分散されています。
通貨としてはドル、ユーロ、円、イギリスポンド、香港ドルなど10程に分散されています。
出所
広範囲に分散されていますが中心は米国です。
国の構成比率の62%は米国であり
通貨の構成比率では63%がドルです。
組入銘柄上位は全て米国
組入銘柄の10位までは全て米国企業であり、
近年話題のマグニフィセントセブンが入っています。
出所
マグニフィセントセブンは
Apple、Google、Amazon、Microsoft、
META(旧Facebook)、Tesla、NVIDIAです。
マグニフィセントセブンで約20%を占めています。
米国以外にも分散されてはいますが
米国企業の比率が高いことからこれらの銘柄から受ける影響は良くも悪くも大きくなります。
直近10年の成績
2013-2023年の10年間で運用益が
プラスの年が7回、マイナスの年が3回あります。
※オルカンは2018年発売のため、2018年より前は
オルカンのベンチマークとなっているETFです。
出所
運用利益は-7.5%から+49.2%まで大きく変動しています。
広範囲に国や通貨が分散されていてもマイナスになる可能性は十分にあることは意識すべきです。
株式投資は元本保証されていないため、
完全にリスクが0になることはあり得ません。
私の考えと実践方法
オルカンを買うだけで多数の国や通貨に分散投資できるのは大きな利点です。
しかし、中心は米国であり、米国の成績に大きく影響を受けます。
広範囲に分散されていても株式であり、変動幅は大きいため、長期投資と組み合わせることが重要と考えます。
株式投資は期間が長くなるほど難易度が下がるためです。
私は株式投資を始めた当初からオルカンを売らずに保有しています。
お金が必要になる場面が来るまで売らずに保有する予定です。
オルカンに近いポートフォリオで約20年の長期投資で億り人(金融資産1億円)になった水瀬ケンイチさんの存在は勇気がもらえますね。
まとめ
オルカンは国や通貨の分散がされていますが、中心は米国とドルです。
運用利益には大きな変動があり、広範囲に分散されていても成績がマイナスになる可能性は十分にあります。
オルカンを保有する際には長期投資を組み合わせることが有効であると考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。