新NISAは年間360万円、上限1800万円と利用できる金額が旧NISAよりも多くなっています。
そのため、投資元本を用意することが重要になってきます。
資産形成というと、運用成績に注目しがちですが、
運用成績よりも投資元本をいかに多く準備できるかの方が重要と考えます。
今回は資産形成における投資元本の重要性について検討します。
結論として
投資元本の多さは投資成果に直結することに加え、自分でコントロールしやすいため集中して取り組む価値があります。
投資元本の重要性
投資元本が多いほど効率的にお金を増やせる可能性が増えます。
例えば、世界中に分散されたインデックス投資信託の年間の運用利回りは約3-4%と言われています。
投資元本が100万円の場合、年間3-4万円の利益
投資元本が1億円の場合、年間300-400万円の利益
となります。
資産形成の大半の方法はお金持ちが有利になっています。
株式投資においてもお金持ちが有利であり、
投資元本の大きさが成果に大きく関係します。
資産形成の法則
資産形成の成果を上げるには大きく分けて3つの方法があります。
①支出を下げる
②収入を上げる
③運用成績を上げる
収入−支出が投資元本です。
投資元本が多くなれば投資の効率性が上がり、資産形成の成果向上につながる可能性が上がります。
支出を下げる代表的な方法は節約です。
収入を上げる代表的な方法は昇進や副業、起業です。
運用成績は企業の業績や社会情勢に大きく左右されるため、個人でコントロールすることや高い精度での予測は困難です。
コントロール範囲
支出を下げる、収入を上げることは自分自身に大きく関わることです。
一方、運用成績を上げることは自分以外の要素が大きくなります。
成長性の高い優秀な企業を選ぶことはできても、
その企業が予想通りの成長を遂げるかは誰にもわかりません。
運用成績を上げることは自分のコントロール範囲外のことであり、
支出を下げるや収入を上げることは自分のコントロール範囲内のことであると考えます。
コントロールできることに集中すべきと考えます。
私の考えと実践方法
収入−支出を最大化することが重要と考えます。
大半の方にとって収入を上げるよりも支出を下げる難易度の方が低いです。
まずは、固定費削減から開始し、無理のない範囲で変動費の削減に着手する順番が良いと考えます。
ただし、支出を減らし過ぎて、日々の生活の質が下がってしまうと本末転倒であるためやり過ぎには注意が必要です。
DIE WITH ZERO においてお金の価値は若いほど高いと紹介されています。
お金から価値を多く引き出すためにお金を使うこと
投資元本を多く準備するためにお金を使わないこと
この矛盾する2つの要素のバランスをとりつつ資産形成をすることが重要です。
私の場合
運用成績を極端に上げることは難しいと考えているため
インデックス投資一本で資産形成をしています。
その代わりに、投資元本をなるべく多くすることに集中しています。
ただし、自分や家族にとって優先順位の高いことはお金がかかってもなるべく早く実行するようにしています。
優先順位の高いことにお金を使い、
優先順位の低いことにはお金を使わない
というバランスが個人的には我慢して節約している感覚が少なく、無理なく続けやすいと実感しています。
無理なく続けられることで長期的な投資元本の確保、長期投資の実現につながると考えます。
まとめ
投資元本の多さが資産形成には重要です。
運用成績向上よりも投資元本の量は自分でコントロールしやすいため、取り組む価値が高いと考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。