日経平均株価が史上最高値となり、日本株への注目度が上がっています。
個人的には日経平均株価をはじめとした日本株式への投資には消極的です。
個人投資家にとって日本株式への投資は利点が少ないと考えています。
今回は個人投資家の視点で日本株式への投資について検討します。
結論として
日本に住んでいるだけで日本円の比率が高いことに加え、世界株式における日本の比率は少ないため投資対象としては難しいと考えます。
日本株式と全世界株式の比較
出所 マネックス証券 投資信託 ファンド比較
上記は日本株式のインデックスである日経平均株価とTOPIXと全世界株式を比較したものです。
直近5年間であれば、どのインデックスもプラスのリターンとなっています。
リターンとしては全世界株式、日経平均、TOPIXの順になっています。
世界株式の方が広く分散されているのにリターンが高くなっています。
一般的に広く分散されていた方がリスクとリターンは下がります。
日本株を推さない理由
世界全体の株式の中で日本株式の占める割合は何%位だと思いますか?
答えは約5%程度です。
出所
https://mxp1.monex.co.jp/pc/pdfroot/public/100/3/2024/01/30C_0016_DC.pdf
上記はeMAXISSlim 全世界株式(オルカン)の内訳です。
世界の時価総額で占める株式の割合は米国が約60%と圧倒的であり、日本は約5%程度です。
いくら日本株が好調であり、過去最高水準に達しているとしても世界全体で見ると数%です。
そう考えると数%の株式に多額の投資をすることは集中投資に近い形になってしまうリスクがあると考えます。
日本に住んでいるだけでも日本円比率は高くなる
日本に住み、日本円で給与をもらい、日本円を使用している方が大半だと思います。
その時点で個人の金融資産における日本円の比率は高くなる傾向があります。
近年は円安傾向であり、世界の基軸通貨であるドルと比べると日本円の価値は低くなっています。
日本円の比率を上げ過ぎるのは、為替の影響を受けやすいため注意が必要となります。
私の考えと実践方法
日本株式を持つにしても、全世界株式に付随する程度で良いと考えます。
全世界株式を所有することで自動的に日本株式を数%所有できます。
日本円は為替の影響で価値が減価する可能性があるため、資産運用としては外貨建て資産を持つ重要性が年々高まっていると考えます。
これらのことから
個人投資家としては日本株式を所有するよりも外貨建て資産である全世界株式や米国株式を所有することが重要と考えます。
まとめ
日経平均株価が史上最高値を更新しましたが、
個人投資家は日本株へ意識的に投資する必要性は少ないと考えます。
日本円の比率を下げ、外貨建て資産を所有することの優先順位の方が高いと考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。