以下のブログ記事で各国通貨で日本円が1人負け状態ということが紹介されていました。
この記事を読み、日本円のみのポートフォリオはハイリスクであることを改めて実感しました。
今回は上記の記事でも紹介されている近年の日本円の価値がドルやユーロなどの通貨と比べるとどのような状況であり、日本円のみのポートフォリオがハイリスクな理由について紹介します。
また、日本円以外の通貨を所有することが対策であり、簡単にできる方法を検討していきます。
結論として
日本円の価値は下がっており、日本円のみでは資産価値が下がるためオルカンなどで外貨建て資産をポートフォリオに入れることが重要です。
各国通貨の流通量と日本円の状況
以下は通貨別の取り引き高のシェアを示しています。
出所
https://www.smd-am.co.jp/market/naruhodo/2023/naruhodo_vol163/
ドルとユーロで約6割、
日本円、英ポンド、人民元、豪ドルの順に取引されており、これらの通貨で全体の約8割を占めています。
これらの通貨に対する日本円の直近5年間の推移が以下になります。
出所 Googleファイナンス
各通貨と比較し、日本円の価値は約4-5割ほど低下しています。
このことから近年は日本円の1人負け状態と言う状況になっています。
日本円のみの資産配分はハイリスク
日本に住む方の大半は日本円で給与をもらい
日本円を使って生活しています。
また、日本人の平均的なポートフォリオでは預金が大半を占めています。
つまり、日本円に偏ったポートフォリオになっている可能性が高いと言えます。
日本円に偏ったポートフォリオでは、日本円の価値が下がると資産価値が減ることを意味します。
加えて、ここ数年で日本でもインフレが進んでおり、今後もインフレが続くという予想がされています。
日本の預金金利はインフレ率よりも低いです。
そのため、日本人の平均的なパートフォリオでは二重に資産価値が下がるリスクがあります。
対策は外貨建て資産を所有すること
この二重に資産価値が下がるリスクを減らすには外貨建て資産を所有することが一案になります。
新NISAで全世界株式(オルカン)や米国株式(S&P500)を所有することは日本円以外の通貨の資産を所有することになります。
オルカンではドル、ユーロ、日本円、イギリスポンド、香港ドル、オーストラリアドルなど世界各国の通貨に分散されています。
S&P500は米国企業のインデックスのため、
ドルが主要な通貨となります。
私の考えと実践方法
日本円の通貨としての価値低下、インフレによる現金価値の低下を考慮すると日本円のみのポートフォリオはハイリスクと言えます。
日本円に加えて、外貨建て資産を所有することが重要です。
オルカンであれば世界各国の通貨を所有
S&P500であればドルを所有
することになります。
オルカンやS&P500の投資信託であれば
ネット証券で100円から購入できます。
私の場合は
ポートフォリオの約30%が日本円、約70%が外貨建て資産となっています。
現在の円安、株高の局面では外貨建て資産の価値が上がります。
反対にリーマンショックの時のように円高、株安の局面では資産価値が下がります。
このような状況になることも理解した上で、
日本円のみではなく外貨建て資産をポートフォリオに組み入れています。
まとめ
日本円の通貨としての価値が下がっているため、日本円のみのポートフォリオはハイリスクと言えます。
投資信託などで外貨建て資産を所有することが簡単にできる対策になります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。