新NISAは非課税期間が無期限であり、長期運用が可能となりました。
株式投資は投資する期間により難易度が大きく変わります。
短期間で難易度が高まり、長期間で難易度が下がると考えます。
長期投資の実現には長期保有に適した伝統的な指数に連動したインデックス商品が有効と考えます。
今回は長期運用と投資商品の選択について検討していきます。
結論として
新NISAでは非課税期間の無期限化を有効利用するために長期保有に適した商品を選ぶことが重要です。
投資期間と難易度の関係
投資期間が長くなると複利と平均回帰性が働きやすくなります。
出所
上記をみるとわかるように
短期では運用利益のばらつきが大きいです。
長期では運用利益のばらつきが小さく、かつプラス域に収束していきます。
長期投資をすることでリスクが下がり、リターンが安定する傾向が過去のデータからわかります。
よって、株式投資の難易度は短期では高く、長期では低くなると言えそうです。
ただし、過去のデータが今後も当てはまるかは分かりません。
あくまで可能性が高いということであり、
長期投資でリスクが0になることはありません。
資産運用全般に当てはまることですが、
リスクを取ることでリターンが得られます。
資産形成を始める方はその点は強く意識した方が良いと考えます。
インデックス投資と長期投資
インデックス投資は特定の指数に連動した投資商品を使用した投資方法です。
株式の特定の指数に連動したインデックス型の投資信託やETFでは年間の運用利益は平均で約3-5%と言われています。
運用利益の平均が3-5%と大きくないため、
インデックス投資で資産形成をするには時間が必要です。
72の法則をご存知ですか?
72÷年間運用利益で計算すると元本が2倍になるまでの年数がわかります。
年間の運用利益が4%の場合、
元本が倍になるには18年(72÷4)かかります。
このようにインデックス投資は時間がかかるため、
長期投資を組み合わせることが重要です。
新NISAでは長期保有できる商品を選ぶ
長期投資をするには長期保有に適した投資商品を選ぶことが重要です。
長期保有に適した商品の条件は2つあると考えます。
①広く分散されている
②低コストであること
広く分散されていることでリスクを下げることができます。
加えて、ほったらかしでの運用も可能となり、投資を継続する難易度が下がります。
広く分散された投資商品の代表としては
全世界株などが挙げられます。
インデックス型の投資信託やETFは維持コストがかかります。
維持コストは確実なマイナスであるため、低いほど投資する側が有利になります。
維持コストの目安としては
信託報酬が0.2%程度と考えます。
最近では全世界株の維持コストが約0.05%であり
維持コストは低くなっています。
証券会社や銀行などで新NISAの相談をすると高コストの商品を紹介される恐れがあるため注意が必要です。
私の場合、
新NISAで所有している投資信託やETFは
維持コストが0.2%以下で、広く分散された商品を選びました。
まとめ
株式投資は投資期間により難易度が異なります。
インデックス投資では資産形成に時間がかかるため、長期投資を組み合わせることが重要です。
新NISAでは長期保有に適した分散された、低コストの商品を選ぶことが重要と考えます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
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