2024年から新NISAが始まりました。
新NISAでは全世界株式や米国株式などの外貨建て投資商品を選択する方が多いと思います。
しかし、近年は円安と株高であり、外貨建ての投資商品を買いにくいという実感を持っている方も多いと思います。
為替や株価の調整を待っていると機会損失が生じる可能性があります。
今回は円安や株高局面でどのように対応するのが良いかを検討していきます。
結論として
為替や株価の未来は誰にもわからない為、機会損失を避けるのがベターと考えます。
為替と株価の現状
2024年1月の円安と株価(S&P500)をみてみると
直近5年でほぼ最高値となっています。
出所 Googleファイナンス
このことから、2024年1月時点では円安、株高と言えます。
円安と株高と外貨建て資産購入の関係
円安、株高となることで外貨建て資産を買うのにより多くの資金が必要になります。
株価はわかりやすく、
株価が高ければ買える株数は減り
株価が安ければ買える株数は増えます。
例えば
1万円で1株1000円の株を買う場合
株価が1000円であれば10株買えます。
500円に株価が下がれば20株買えます。
外国株式の投資信託などは日本円で購入しているので為替の影響を感じづらいですが、
中身は外貨建て資産であり、為替の影響はあります。
外貨建て資産を買う場合は
円高では買える株数は増え、
円安では買える株数は減ります。
つまり、円安、株高は外貨建て資産を購入するのに費用が多くかかり、不利になります。
新NISAが始まり、非課税で投資できる額が増えましたが、円安、株高で悩ましいと思う方も多いかもしれません。
為替や株価の未来は誰にもわからない
為替は金利や経済状況などの国の政策により影響を受けることが多いと言われています。
直近では米国の高金利、日本の低金利の差により
円安が進んでいると言われることも多いです。
一方、株価はランダムウォークと呼ばれ、
不規則であり、金融のプロでも正確に予測はできないと言われています。
つまり、為替、株価の未来は誰にもわかりません。
わからないことに気を使うのは非合理的です。
何事にも当てはまりますが
自分でコントロールできることに集中することが重要です。
為替や株価は完全に自分のコントロール外であり、
諦め、気にしないことが必要です。
では、自分でコントロールできることは何か?
と考えると2つあると考えます。
①機会損失を避ける
②株価や為替変動を受け入れて長期投資する
①為替や株価が自分に有利になるのを待つことは機会損失になります。
加えて、待ったところで自分に都合の良い段階になるかは不明です。
よって、機会損失を避けるために、円安、株高を気にせず投資を続けるということが一案となります。
②為替や株価の変動は不明ですが
長期投資での複利や平均回帰性は普遍的な原則に近いと考えます。
長期投資をすることで運用利回りがプラス域に収束していきます。
出所
機会損失を避ける、長期投資をする。
この2点であれば自分のコントロール内であると考えます。
私の場合
円安と株高で投資をしづらい事は承知の上で
2024年は新NISAでは可能な範囲で上限額に近い額を投資する予定です。
まとめ
円安、株高は投資を継続するのには躊躇しやすい状況であると考えます。
為替や株価は自分のコントロール外のため、
気にせずに機会損失を避ける事など自分のコントロール内のことに集中することが重要と考えます。
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