Psychology of Moneyを再読し複利の重要性と個人投資家の最大の武器は時間であることを再確認しました。
2024年から新NISAが始まります。
新NISAにおいて複利の力を有効に活用することが重要です。
今回はPsychology of Moneyでの複利についての内容を紹介します。
結論として
個人投資家は長期投資で複利の力を最大限に活かすことが重要であり、
長期投資の実現には分散が必要になります。
バフェットの純資産の95%以上は65歳以降に得られた
ウォーレンバフェットは世界最高の投資家です。
バフェットの総資産は845億ドルと言われています。
そのうちの815億ドルは60代半ば以降に増えたとされています。
バフェットが投資を始めたのは10歳の時と言われており、2023年で90歳を超えています。
バフェットの運用利益は年間約20%と言われており、この運用利益を70-80年積み重ねると上記の莫大な資産となります。
バフェットよりも優れた運用成績のファンドマネージャーがいても、バフェットと同じくらい長期間で運用できた人がいないことが紹介されています。
時間をかけて投資をすることで複利が作用し、
資産が増えます。
新NISAの上限額である1800万円を
運用利回り4%で80年間運用すると
約4億3824万円となります。
複利の計算は以下のサイトで行なっています。
よって、投資において時間の要素は最重要であり、
あなたがあと何年投資をできるのかは重要な要素となります。
私の場合は
子供がいるため、二世帯運用を行い
可能な限り投資期間を長くとる計画を立てています。
自分の子供に投資に対する理解を得てもらうために
ジュニアNISA口座を利用しています。
将来的にジュニアNISA口座の資産推移を確認し、
投資の重要性を理解してもらえれば良いと考えています。
投資の最重要アドバイス
投資の最重要アドバイスとして
黙ってじっと待て
と紹介されています。
株式は値動きの激しいハイリスクハイリターンの資産クラスです。
しかし、過去のデータから運用利益には平均回帰性が働くことが明らかになっています。
時間をかけることで運用利益がプラス域に収束されていきます。
出所
良い投資とは、そこそこのリターンを繰り返し何度も手に入れ続けることである。
そのとき、複利が最大の力を発揮する。
出所 モーガン•ハウセル Psychology of Money
FXや仮想通貨などの株式よりもハイリスクハイリターンの資産クラスで短期で儲けるのではなく、
長期での株式投資が資産の拡大に対して再現性があり、有効と考えます。
黙ってじっと待つために必要なこと
株式投資において黙ってじっと待つためには
分散投資が必要になります。
黙ってじっと待った結果、80年後に会社が潰れてしまっては意味がありません。
会社が潰れると会社の価値は0になります。
黙ってじっと待つためには分散投資が必要であり、
簡単に実践できるのはインデックス型の投資信託やETFが一案となります。
超長期であるほど世界株式が有力な候補になると考えます。
ここ10年程は米国株が世界株式よりも明確にリターンが高いです。
しかし、過去には米国に10-15年の株価低迷期がありました。
日本も失われた30年と過去の株価の最高値を超えられていない現実もあります。
よって超長期になればなるほど分散頻度の高い
全世界株式の優位性が高まると考えます。
世界的なベストセラーとなったFUCTFULNESSでも
世界的にみると人口増加、貧困軽減しており
今後も世界経済は成長する可能性が示されています。
まとめ
株式投資は長期間実践することで複利の力が働き、資産形成の効果が高まります。
個人投資家の最大の武器は時間であり、分散された株式を買い持ちし、黙って待つことが有力な戦略になると考えます。
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