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新NISAでの一括投資と積立投資の選び方

一括投資と積立投資のそれぞれにメリットとデメリットがあります。

 

投資の原則を考慮すると一括投資の方が効率、成績が良いというデータが数多くあります。

 

2024年からの新NISAでは投資可能額が大幅に増え、

積立投資枠に加え、成長投資枠の利用をする方も増えると思います。

 

今回は新NISAで一括投資と積立投資を選ぶ際に

参考になるデータを紹介します。

 

結論として

投資期間が長期、今後の世界経済が右肩上がりと想定する場合一括投資が有利になります。

 

 

一括投資VS積立投資

一括投資と積立投資を比較する一括投資の方が

8割程度勝率が高いようです。

 

以下は年始一括投資と積立投資をした場合の各インデックスの比較になります。

 

 

出所

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=76937?pno=2&site=nli

 

 

年始一括投資した場合の勝率が高いことがわかります。

 

これは株式市場が年始から右肩上がりになる年が多いことが反映されています。

 

株価が右肩上がりになる場合は、

できるだけ早く、できるだけ多くのお金を

株式市場に置くことで利益が大きくなります。

 

加えて、インデックス投資の名著である

敗者のゲームにおいて

稲妻の輝く瞬間に株式市場にいないと

リターンが下がることが紹介されています。

 

出所  

https://www.walkerplus.com/article/1115010/amp/

 

 

 

稲妻の輝く瞬間とは短期的に株価が急上昇する時のことを表しています。

 

 

つまり、年始に一括投資を行い、

株式市場に早くから、長くいることで

稲妻が輝く瞬間を逃す確率を減らすことができます。

 

一括投資の有効さはこの点にあると考えます。

 

一括投資と積立投資を選ぶ際の基準

日本人のインデックス投資の名著である

ほったらかし投資術において

一括投資と積立投資の合理的な判断方法が紹介

されています。

 

 

出所 山崎元 水瀬ケンイチ 

全面改訂 第3版 ほったらかし投資術

 

 

投資タイミングは誰にもわからないと言われています。

 

専業であるプロのファンドマネージャーでも投資タイミングがわからないのに

兼業である一般の個人投資家がわかるわけがないというのが自然な考えだと思います。

 

よって、一般の個人投資家は

まとまったお金がある場合は一括投資

まとまったお金がない場合は積立投資

となることが合理的です。

 

 

一括投資の注意点

一括投資の方が合理的なことは明らかです。

しかし、積立投資を勧められる機会が多いと思います。

 

これはリスクの視点では

一括投資よりも積立投資の方が優れているためです。

 

一括投資では極端な高値掴みや暴落等では影響が大きくなるためです。

 

損益が増えすぎるとパニックになり株式市場から退場してしまうリスクも増します。

 

積立投資の場合は、株価が高い時と低い時の

両方で買うことができるため基準価額が平均的になります。

 

株価が高い時は少ない株数

株価ぎ低い時は多くの株数

を購入できるためです。

 

一括投資の方が合理的であり、

利益は高くなる可能性があります。

 

しかし、一括投資はリスクも上がりやすくなるため注意が必要です。

 

私の場合は新NISAでは

成長投資枠は年始に一括投資、

積立投資枠は毎月のクレジットカード決済で積立投資を行う予定です。

 

一括投資と積立投資のメリット、デメリットに加え自分のリスク許容度も考慮した上で上記のような

選択をすることにしました。

 

まとめ

一括投資の方が運用利益は高くなる傾向があります。

 

一括投資は運用利益とともにリスクも高くなる可能性があるため注意が必要です。

 

 

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