株式投資における資産形成には分散投資が重要です。
株式投資の分散は企業や業種、国、時間があげられます。
資産全体の分散としては現金や預金、債券や不動産などがあげられます。
分散投資をすることでリスクを減らせる可能性が上がります。
今回は、株式投資の初心者の方がするべき分散投資について検討します。
結論として
投資初心者ほど時間、企業、国の3つの分散が重要と考えます。
時間の分散
株式投資の方法はおおまかには一括投資と積立投資の2つです。
一括投資と積立投資にはメリットとデメリットがあります。
投資初心者ほど積立投資のメリットが大きくなると考えます。
積立投資では株式が高い時、低い時の両方で買うことができるため、平均購入価格を下げられる可能性があります。
出所
https://www.rakuten-card.co.jp/minna-money/securities/investment_other/article_2204_00005/
また、積立投資は一度設定すれば自動的に行えるためほったらかしでの資産形成が可能です。
企業の分散
ほったらかしで資産形成するには企業の分散が必須となります。
企業の分散により倒産して株価が0になることや株式市場のサイクルに対応できます。
株式市場にはサイクルがあります。
景気や金利によりサイクルは変動し、
サイクルに応じて企業の強弱が生じると言われています。
出所
また、企業の栄枯盛衰の期間は年々短くなっており、20-30年で時価総額上位の企業は様変わりします。
これらのことから、投資期間が長くなればなるほど企業の分散が重要になります。
国の分散
時間と企業の分散に異論はある方はほとんどいません。
しかし、国の分散となると賛否両論あります。
全世界株式と米国株式のどちらが良いか?
という点はよく話題になります。
結論から言うと
国の分散はリスクとリターンのどちらを優先するかにより回答は分かれます。
米国だけに集中投資すれば、米国の経済成長による恩恵が強まる反面、米国の政策や情勢により大きな影響を受けることになります。
近年でいえばロシアとウクライナの戦争により、
ロシアの株式の売り買いができなくなることがありました。
米国がどこかの国と戦争をした場合に同様のことが起きないとは言えないですね。
全世界に分散すると欧米などの先進国に加えて、南米や東南アジアなどの新興国の株式が含まれます。
過去のデータを見ると新興国の株式は上下動が激しく、大半の期間で米国株式よりも成績が劣っています。
よって、分散によりリスクは下がりますが、リターンも下がる可能性があります。
国の分散はリスクとリターンの優先度合いにより、良くも悪くも成り得ます。
私の考えと実践方法
新NISAなどで投資を開始したばかりの方は時間と企業の分散は必須であると考えます。
株式投資による資産形成は長期投資が圧倒的に有利だからです。
加えて、新NISAは上限額が1800万円であり、全ての枠を使うには時間がかかります。
月10万円積立投資した場合は
年間120万円、15年で1800万円となります。
月5万円積立投資した場合は
年間60万円、30年で1800万円となります。
長期投資の実践には時間と企業の分散を行うことが重要です。
あとはリターンとリスクを考慮して、国は分散するかどうか検討する必要があります。
私の場合は、重複していることは承知しつつも
全世界株式とS&P500のインデックスファンドに投資しています。
まとめ
長期投資には分散投資が重要です。
投資初心者の方の分散投資は時間、企業、国の分散が効果的であると考えます。
クリック応援していただけると毎日のブログ更新の励みになります!
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。