新NISAではインデックス投資と高配当株投資に人気があるようです。
インデックス投資は長期で見ればお金が増える可能性の高い方法です。
一方、短期ではお金が増えづらく、配当のない商品が多いため資産形成の実感が乏しいことも事実です。
高配当株投資は配当が得られ、元本が多くなるほど配当金額が増えるため、資産形成の実感を持ちやすいと言う声が多く、人気のある方法です。
今回はインデックス投資と高配当株投資の利点と欠点を検討していきます。
結論として
長期での資産形成はインデックス投資が優れ、
自分年金や現在の消費にお金を使いたい方は高配当株投資が向いています。
インデックス投資の利点と欠点
インデックス投資の利点は2点あります。
①長期では資産形成の成功率が高い
②ほったらかし可能
欠点は2点あります。
①短期ではお金が増えづらい
②資産形成の実感が乏しい
インデックス投資は長期的にみれば
プロが運用するアクティブファンドよりも
リターンが上回ることが多いことが各国の調査で明らかになっています。
また、投資信託やETFを買い、売らずに待ち続けるだけなのでほったらかし投資が可能です。
欠点としては、インデックス投資のリターンは年間約3-5%程度と言われており、短期ではお金は大きく増えません。
加えて、配当がない商品が多く、ほったらかしも可能なため、資産形成を行っている実感を持ちづらいです。
高配当株投資の利点と欠点
高配当数投資の利点は2点あります。
①不労所得が得られる
②お金をすぐに使える
欠点としては資産形成の効率が低いことです。
配当は完全なる不労所得です。
インデックス投資では投資信託やETFを売らないとお金は得られないです。
一方、高配当株投資では売らずに、保有しているだけで配当によりお金を得ることができます。
お金を現在の消費に使いたい方や年金の代わりにしたい方には向いている方法です。
欠点としては、資産形成の効率が悪くなることです。
以下はS&P500の配当再投資の有無による差を示したものです。
出所
ジョン•C•ボーグル インデックス投資は勝者のゲーム
配当を出さずに、企業の成長に再投資する株と配当を多く出す高配当株では前者の方が株価の上昇が大きくなる傾向があります。
以下は無配当の企業であるAmazonと高配当の企業であるジョンソン•エンド•ジョンソンの比較になります。
Amazon
ジョンソン•エンド•ジョンソン
出所 Googleファイナンス
私の考えと実践方法
長期的な資産形成にはインデックス投資が向いていると考えます。
一方、現在の消費にお金を使いたい方、自分年金としての利用には高配当株が向いていると考えます。
私の場合は、
現在の消費は給与で補えているため、インデックス投資を選択しています。
しかし、給与で日々の消費を賄えなくなった場合には高配当株投資を考慮しているいきたいと考えています。
特に、高齢になり、自分の判断力が落ちると
インデックス投資から必要な分を売却して、生活費を補うことの難易度が上がるかもしれません。
そうなると高配当株投資の魅力が上がる可能性があります。
また、各証券会社でインデックス投資の定期売却サービスも増えつつあるため、それで対応可能かもしれません。
現在の消費が給与内で補ている現役世代の場合は
資産形成の効率やタイパの良さを考えるとインデックス投資が有効と考えます。
まとめ
インデックス投資とと高配当株投資には利点と欠点があります。
長期的な資産形成の効率はインデックス投資が向いています。
現在の消費に使うには高配当株投資が向いています。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。