株式投資では投資期間により難易度が異なります。
短期では難易度が高く、長期では難易度が低くなる傾向があります。
では、どのくらいの期間を投資すれば良いと思いますか?
過去のデータを見ると、15-20年の投資期間をとることでどの時期に始めてもリターンはプラスとなっています。
しかし、長期投資でお金が増えても、うまくお金を使えなければ資産形成の効果は減弱してしまう可能性があります。
今回は生命表や健康寿命などを参考に、長期投資の期間とお金を使うタイミングを検討していきます。
結論として
長期投資の目安は15-20年、健康寿命を意識し、ミニマリスト流のお金の使い方が有効と考えます。
長期投資の有効性
以下は米国株と日本株の長期投資に上げる変動幅を表しています。
出所
穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
短期では変動幅がプラスからマイナスまで大きく
長期になると変動幅が小さくなり、プラス域に収束していることがわかります。
長期投資により株式投資のリスクと難易度が下がると言われる理由はこの点にあります。
生命表と健康寿命
株式投資における長期投資の有効性の高さは疑問の余地はありません。
しかし、人間には寿命があるため、永遠に投資はできません。
あなたは何歳くらいまで生きると想定していますか?
人生100年時代と言う言葉を聞く機会が増えています。
先進国では年々平均寿命が伸びているためです。
以下は厚生労働省が発表している生命表です。
出所
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/23th/index.html
例えば2020年に生まれた人の平均寿命は
男性で81.56歳、女性で87.71歳です。
100年前の1921年に生まれた人の平均寿命は
男性で42.06歳、女性で43.20歳となっています。
日本においても100年で平均寿命が倍近くになっています。
ただし、長期投資では平均寿命よりも健康寿命を意識した方が良いと考えます。
健康寿命と平均寿命の差
平均寿命と健康寿命には差があります。
出所
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/hale/h-01-002.html
健康寿命は
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
と定義されています。
日常生活が制限されることでお金から価値を引き出す力が弱まる可能性が考えられます。
お金をたくさん持っていても上手く使えないと
お金の価値が下がってしまいます。
私の考えと実践方法
資産形成において長期投資は有効ですが、お金を使うタイミングを逃すとお金の価値が下がってしまう可能性が考えられます。
DIE WITH ZEROでお金の価値は若いほど高いことが紹介されています。
長期投資しつつ、あなたにとって価値が高いと思うことに対してはお金を積極的に使うことが一案となります。
ミニマリストはいい例だと思います。
ミニマリストは自分の価値観に合うことに対してお金を使い、それ以外のことにはお金を使わないということを徹底した姿だと思います。
あなたにとって価値の高いことに対しては若いうちから積極的にお金を使い、
それ以外のことに対してはお金を使わずに長期投資の資金にすることがお金の価値を保ったまま有効に資産形成する方法と考えます。
また、健康寿命を考えると
旅行や様々なアクティビティの経験は
身体を動かす機会が増えるため、早めに行った方が良いと考えます。
まとめ
株式投資における長期投資は資産形成の難易度を下げる有効な方法です。
平均寿命と健康寿命には差があり、お金から価値を引き出せる力は下がってしまう可能性が考えられます。
お金から価値を引き出しつつ、資産形成をする方法としてミニマリストの考え方が参考になります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。