以下の記事で過去の暴落直前に各インデックスファンドに積立投資と一括投資した際の運用利回りやリスクの比較をしています。
各インデックスの運用利回りとリスクと投資方法の差から学べることは多いため上記記事の紹介と私の感想をお伝えします。
結論として
長期投資では一括投資と積立投資での運用利回り、リスクの差は減ります。
各インデックスの積立投資と一括投資の運用利回りの比較
どの時期に投資を始めても、NASDAQやS&P500といった米国株式のインデックスの運用利回りが他のインデックスよりも高くなっています。
出所
運用利回りは
米国株、先進国株、全世界株、新興国株、日本株
の順になっています。
日本株、新興国株を除き、
分散が減り、運用利回りの良い国(米国)への投資割合が増えるほど運用利回りが増えていることがわかります。
また、この比較では過去の暴落直前に一括投資をしています。
暴落直前の株価の大半は最高値周辺にあるため
高い株価での購入になり、買える株式の数は少なくなります。
極端な高値掴みと積立投資による株価の平均化(ドルコスト平均法)を比較すると積立投資の方が有利になる場面が多いです。
ただし、投資期間が長くなるほど一括投資と積立投資の差は減っています。
積立投資と一括投資のリスクの比較
長期投資になる程、投資元本を下回るリスクは下がり、積立投資と一括投資の差は減っています。
出所
ただし、長期投資であっても一時的には投資元本の30-60%程度下落しています。
また、日本株式のように最高値(バブル崩壊時)を
更新するのに30年以上かかった指数への一括投資の怖さも目立っています。
私の考えと実践方法
長期投資であればどのインデックスでも運用利回りが4-10%程度プラスになっていることは心強いデータです。
4-10%の運用利回りであればインフレに十分対抗できます。
また、長期投資であれば一括投資と積立投資の運用利回りやリスクの差は縮まっています。
長期投資前提であれば積立投資と一括投資どちらでも大差はないとも言えそうです。
今後の米国株を含めて、日本のような長期停滞をしないという根拠はないことからも
分散された全世界株式の利点は大きいと考えます。
一括投資をするのであればある程度分散がされている方が無難とも言えます。
この記事では暴落直前に一括投資をしていますが
暴落中に一括投資をすれば全く違う結果になる可能性があります。
暴落直前は株価が最も高く、暴落中は株価が低くなっているからです。
暴落中に一括投資ができれば
安く、たくさんの株式を買うことができます。
世界一の投資家と言われるウォーレンバフェットは
暴落時こそ株式を買う絶好の機会と言っています。
長期投資前提であれば積立投資を基本にして、
暴落時に一括投資をするという組み合わせが良いと言えそうです。
まとめ
長期投資になれば積立投資、一括投資の運用利回り、リスクの差は減ります。
インデックス投資を長期実践できれば4-10%の運用利回りが得られる可能性があります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。