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ドルコスト平均法の利点と欠点を知ると有利でも不利でもないとわかる

大半の株式投資における資産形成の本やSNSではドルコスト平均法が推奨されています。

 

ドルコスト平均法は一括購入ではなく

時間をかけて積立することで株式の購入価額を平均化する方法です。

 

金融庁のNISAのホームページにも長期•積立•分散と

よく書かれています。

 

しかし、ドルコスト平均法は格段有利な方法ではないとも言われています。

 

今回はドルコスト平均法の利点と欠点について考察します。

 

結論として

ドルコスト平均法は有利でも不利でもないため、何を優先するかで決めるべきと考えます。

 

 

ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法は一括購入ではなく、購入タイミングをずらすことで極端な高値、低値での購入を避け購入価格を平均化させる手法です。

 

 


出所

https://www.rakuten-card.co.jp/minna-money/securities/investment_other/article_2204_00005/

 

ドルコスト平均法の利点と欠点

ドルコスト平均法の利点は3つあります

 

①購入価格を平均化できる

②精神的な安定に寄与する

③給与所得者と相性が良い

 

株式は価格の変動が大きい資産クラスです。

 

ドルコスト平均法で変動幅を減らすことができる可能性があります。

 

変動幅が少なくなることで精神的な安定を得られ、

長期投資実践に繋がりやすいことが考えられます。

 

株式投資では安値で買い、高値で売ることで利益が最も出ます。

 

しかし、真逆である高値で買い、安値で売ることが頻繁に起こっています。

 

よって、変動幅が少なくなり、精神的な安定を得ることは投資を始めたばかりの方にとっての大きな利点となります。

 

 

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また、給与所得者は定期的に給与が得られ、

給与から一定金額を積立しやすいため相性が良いと言えます。

 

 

一方、ドルコスト平均法の欠点は2つあります。

 

①上昇相場には弱い

②手数料が多くかかる可能性がある

 

以下は投資信託で人気のあるeMAXISSlimS&P500と全世界株式の2024年1月から5月までのチャートです。

 

出所 マネックス証券

 

上昇相場では一括投資した方が安値で株式を購入でき、投資期間を長くすることができます。

 

このような上昇相場ではドルコスト平均法より一括購入の方が有利になります。

 

ドルコスト平均法は複数回に分けて株式を購入するため、手数料が多くかかる可能性もあります。

 

手数料は資産運用と別のマイナス要素であり、

低いほど投資家側が有利になります。

 

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私の考えと実践方法

ドルコスト平均法には利点と欠点があります。

 

株式相場の未来を予測することは困難であることからドルコスト平均法も一括購入もどちらが確実に優れているとは言えないと考えます。

 

購入価格を平均化して変動幅を減らし、精神的な安定を優先する方もいると思います。

 

また、利益を最大化したい方は一括投資でなるべく大きな金額を長期間運用することに魅力を感じるかもしれません。

 

ドルコスト平均法は有利でも、不利でもないため、

投資する側が何を優先するかで決めるべきと考えます。

 

私の場合

給与所得者であることから一定金額を毎月投資に回しています。

 

結果的にドルコスト平均法を行っています。

 

一方、現金を多く所有しているときやコロナショック時(暴落時)には一括投資を行った経験もあります。

 

株式投資に慣れるまではドルコスト平均法を行い、

株式の変動幅に慣れることをおすすめします。

 

株式の変動に慣れてきて、長期投資の金額を多くしたいと思った時に一括投資を検討する位が大半の方に合っていると考えます。

 

 

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まとめ

ドルコスト平均法には利点と欠点があります。

 

ドルコスト平均法は有利でも不利でもないため何を優先するかで決めるべきと考えます。

 

 

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