FP×PTでお金と人生設計を真剣に考えてみた

FPとPT視点でお金と人生設計に必要なシンプルかつ大切な考え方を紹介します

資産形成の成功率を上げるための新NISAの出口戦略

新NISAが始まり、株式投資での資産形成に取り組んでいる方が増えています。

 

新NISAの出口戦略を考えたことはありますか?

 

ゴール(出口)がわかれば、目標がはっきりするため

資産形成の成功率が上がります。

 

今回は新NISAで資産形成を取り組み始めた方の新NISAの出口戦略を検討します。

 

結論として

新NISAの出口戦略はお金が必要になった時に必要な分を解約し、定期解約では3つの方法からあなたにあった方法を選択することが重要です。

 

 

新NISAの出口戦略の基本

お金が必要になったら、必要な分を解約(売却)することが新NISAの出口戦略の基本です。

 

新NISAは翌年に非課税枠が復活します。

 

お金が必要になったら、必要な分だけ解約し、

翌年以降、余剰資金を新NISAの枠に入れ直す形になります。

 

解約は必要な分だけにして、

それ以外は新NISAで運用を継続することが重要です。

 

 

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定期的に解約する3つの方法

定年後など定期的にお金が必要になる場合の解約方法は3つあります。

 

①定額解約

②定率解約

③定口数解約

 

定額解約は一定の金額で売却する方法です。

定額解約の例として、毎月10万円分の株式を解約する。

 

定率解約は保有資産残高の一定割合を解約する方法です。

定率解約の例として、毎年4%分の株式を解約する。

 

定口数解約は一定口数を解約する方法です。

定口数解約の例として、毎月100口解約する。

 

3つの売却方法の利点と欠点

定期的に解約する方法には利点と欠点があります。

 

定額解約の利点は取り崩す金額が一定のため家計管理が容易な点です。

 

一方、欠点としては株価により解約する口数が変動することです。

 

例えば定額10万円分解約する場合

株価が1株1万円では10株、

株価が1株5000円では20株解約することになります。

 

つまり、株価が高いと解約数は少なくなり、

株価が低いと解約数が多くなります。

 

そのため、景気後退時など株価が低い時期が続くと資産の取り崩し速度が早まり、予定より早く資産が尽きてしまう危険性が考えられます。

 

定率解約の利点は効率性の良さです。  

 

定率で解約する場合、

株価が高ければ多く解約し、株価が低ければ少なく解約することになります。

 

例えば定率4%解約する場合

保有資産残高が株価上昇により100万円では4万円

保有資産残高が株価下落により50万円では2万円

となります。

 

保有資産残高が減れば取り崩し金額が減るため

資産が尽きる速度が一定になります。

 

一方、欠点としては受け取る金額が変動するため、家計管理が難しくなることが考えられます。

 

また、資産保有残高が年々減っていくため、受け取れる金額が減っていくことも欠点として挙げられます。

 

定口数解約の利点は取り崩す期間を明確にできることです。

 

例えば100万口保有し、毎年10万口解約する場合

10年間で全て解約することになります。

 

一方、定口数解約の欠点としては

株価により受け取れる金額が変動します。

 

株価が高い時は受け取る金額が多くなり、

株価が低い時は受け取る金額が少なくなります。

 

定率解約と同様に受け取る金額が変動するため、

家計管理は難しくなることが考えられます。

 

私の考えと実践方法

定期的に解約する方法には利点と欠点があるため、人によって良し悪しの差が生じると考えます。

 

私が定期的な解約をするとしたら

定率売却を選択します。

 

家計管理は難しくなったとしても、効率性の良さ、資産の取り崩し速度をある程度一定にできるという利点に魅力を感じるためです。

 

新NISAは非課税期間が無期限のため、自分の判断力が衰えない限り、できるだけ長く利用したいとも考えています。

 

 

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これらのことから、出口戦略としては必要な時に必要な分だけ解約する。

 

定率解約で資産の取り崩し速度を一定にすることで

長期投資の実践にも繋がると考えます。

 

まとめ

新NISAの出口戦略としては必要な時に必要な分だけ解約することが基本です。

 

 

定期的な解約の場合は3つの方法があり、利点と欠点が異なるため、あなたに合った方法を選択することをおすすめします。

 

 

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