FIREという言葉を聞く機会が増えています。
FIREは(Financially Independence, Retire Early)の
略語で、経済的自立をして早期退職するということです。
FIREでは自由を得ることが最大の利点です。
一方、早期退職に加えてフリーランスとなることで年金などの社会保障が乏しくなる点は欠点と言えます。
今回はFIREの欠点と対策について考察していきます。
結論として
FIREは年金減額や保険料増額を伴うため、個人で対策を立てる必要性があります。
早期退職と年金
FIREでは早期退職するため、厚生年金の加入期間が短くなります。
厚生年金の加入期間が短くなることで、厚生年金の額が減ります。
出所
https://woman.nikkei.com/atcl/aria/column/19/072600234/010600013/
例えば、平均年収400万円の場合
厚生年金の加入期間が25年と35年では
年金額が約22万円異なります。
年間22万円、月にすると約1.8万円です。
退職後の収入源が年金だけの場合
月1.8万円の減額は大きな影響があると言えそうです。
フリーランスは保険や年金が弱い!?
FIREをすることでフリーランスとなります。
フリーランスになると国民健康保険の加入が義務付けられています。
会社員などの一般被用者保険は会社と保険料を折半するため、本人の負担額は半額となります。
一般被用者保険よりも国民健康保険の保険料が高くなる場合が多いと言われています。
加えて、傷病手当金や出産手当金はもらえません。
国民健康保険は年収によって金額が異なりますが、
平均的には約16万円と言われています。
フリーランスになると厚生年金へ加入できなくなります。
FIREした時点以上に厚生年金の期間は長くできない可能性があります。
出所
私の考えと実践方法
FIREは自由が得られる反面、年金や保険に対して 自身で備えることが必要になると考えます。
年金に対してはiDeCoや小規模企業共済などで備えることが一案です。
保険に関しては国民健康保険に加えて別途現金を用意しておくことが一案となります。
現金を用意するとなるとFIREの時期をずらす必要が出るかもしれません。
お金の心配をした状態でのFIREは自由とは言えないかもしれません。
私がFIREするとしたら
自分の好きなことを収入源にすることや配当金を得ることで年金の減額分を補うと思います。
まとめ
FIREは年金減額や保険料増額といった面は欠点と言えます。
欠点を補うためにはiDeCoの利用や収入源の複線化などの対策が必要になると考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。