先日紹介したヤマダデンキのローリスクハイリターンのキャンペーンが中止になりました。
やはり、ローリスクハイリターンは無理があるということですね。
今回はこのキャンペーンの中止からリスクとリターンについて検討します。
リスクとリターンの関係
リスクとリターンはトレードオフの関係にあります。
リスクが小さければ、リターンも小さくなる傾向があります。
一方、リスクが高ければ、リターンも高くなる傾向があります。
ローリスクハイリターンは基本的には成り立たないため、大半は詐欺です。
しかし、今回のヤマダデンキのキャンペーンはヤマダデンキとヤマダネオバンク(住信SBIネット銀行)という大手企業であり、詐欺の可能性は低いことに加え、元本保証された定期預金(ローリスク)で、1年間のポイント還元が10%(ハイリターン)ということで話題になり、予想以上の反響で中止になったとされています。
大手企業であってもローリスクハイリターンのキャンペーンは無理があることが明らかになりました。
誰が得をして、誰が損をするか?
今回のキャンペーンのようなローリスクハイリターンでは企業側が損をして、利用者側が得をします。
一方、高コストの投資信託であるラップファンドやアクティブファンドなどはハイリスクローリターンとなり、企業側が得をして、利用者側が損をします。
これらの投資信託の大半はS&P500や全世界株式よりも維持コストが高く、過去の運用成績は低くなっています。
企業と利用者のどちらかに利益が偏る案件はあまり望ましくないことは明らかです。
私の考えと実践方法
今回のローリスクハイリターンのキャンペーンは利用者側が得をして、企業側が損をする典型的なパターンでした。
このようなキャンペーンは持続困難であり、実際の運用が開始する前に中止となっています。
今回のキャンペーンから利益が偏る案件の持続性の難しさを改めて実感しました。
同時に利用者と企業がwin-winになるような案件が持続可能であり、長期的な視点で有効であることを確信しました。
現状ではwin-winとなる案件としては
eMAXIS slimや楽天プラスシリーズなどの低コストの投資信託
元本保証され、定期預金より金利の高い個人向け国債変動10年
なとが挙げられます。
いずれもリスクとリターンは連動しています。
リスク資産は低コストで分散された投資信託、
無リスク資産は個人向け国債が最適な選択肢と考えます。
まとめ
リスクとリターンはトレードオフの関係にあります。
企業側と利用者側のどちらかに利益が偏る案件は持続が困難な可能性が考えられます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。