年1時間で億になる投資の正解を読みました。
かなり怪しいタイトルの書籍ですが、中身は至極真っ当なインデックス投資を推奨していました。
今回はこの本からの学びを紹介します。
長期、分散、低コストが重要
著者は低コストで分散されたインデックスファンド(ETF)を自分で長期投資することを推奨しています。
著者はカナダの方で、様々な経験をした上で、全世界株式のETF(VT)がベストな選択肢という結論に達しています。
お金を増やすには短期の期待リターンではなく、長期の複利による作用を利用するのが効果的とも述べています。
また、専門家に任せるのではなく、自分で運用することでコストをカットでき有利になるとも述べています。
著者はカナダの方ですが、山崎元さんや水瀬ケンイチさん等日本でインデックス投資を推奨する方と同じ結論であり、世界基準の方法であることを改めて実感できます。
投資にタイミングはなく、たいていは何もしないが正解になる
株式投資と聞くと、
安く買って、高く売る印象を持つ方が少なくないと思います。
しかし、これは難しい割に効果が乏しいと著者は述べています。
過去のデータで最も下落したタイミングで株を正確に買うことができても、期待リターンは0.4%しか上がらなかったことを紹介しています。
また、急激な上げ相場を逃すと期待リターンは著しく低下することもわかっています。
ここ数年、S&P500は史上最高値を頻回に更新しており、高値で買うことを警戒している方は少なくないと思います。
過去のS&P500のデータで平均すると約20日に1度、史上最高値を更新していると著書は述べています。
つまり、史上最高値を更新することは予想外のことではありません。
これらのことから投資のタイミングを考えずに、
余剰資金があるときに株価を気にせずに買い、
市場の変化を気にせず、何もせずに長期投資を行うことが重要と著者は述べています。
私の考えと実践方法
怪しいタイトルの本ですが、真っ当な内容であり、全面的に肯定できます。
改めて、資産形成におけるインデックス投資の合理性や再現性の高さを実感できます。
著者はETFを推奨していますが、日本で著者の方法を行う場合は投資信託の方が有効です。
その理由は2点あります。
①VTよりもオルカン(投資信託)の方が低コスト
②自動的な配当再投資
VTの信託報酬は約0.07%
オルカンの信託報酬は約0.057%
であり、投資信託の方が低コストになっています。
また、ETFは配当があり、再投資する場合は手動で行うことが必要になります。
一方、投資信託で再投資型を選択することで、自動で再投資が可能であり、手間が一切かかりません。
これらのことから日本で著者の方法を行う場合は投資信託がより効率的と考えます。
年1時間で億になる投資の正解は怪しいタイトルですがインデックス投資で資産形成を行う方は一読の価値がある書籍と考えます。
まとめ
資産形成には長期、分散、低コストが重要です。
インデックス投資の場合、投資タイミングを考慮する必要性はありません。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。