世界的な資産運用会社のバンガードが今後10年の運用成績の予想をしています。
その中で米国株よりも世界株式の方が運用成績が良くなると予想しています。
今回はこの点について検討していきます。
結論として
近年は米国株の好調が目立ちますが、今後も継続するかは不明であり、集中投資と分散投資はリスクとリターンを加味して考えていく必要があります。
バンガードの予想
出所
米国のリターンは4.4-6.4%
米国を除いた全世界のリターンは6.7-8.7%
新興国のリターンは6.3-8.3%
と予想しています。
米国、全世界、新興国の近況
出所 マネックス証券
直近5年のリターンは米国、全世界、新興国の順になります。
全世界株の6割は米国株のため、全世界株と米国株の値動きは類似します。
しかし、新興国株とも上げ下げのタイミングが類似しています。
バンガードの予想とすり合わせると、
今後は新興国株式の成長に期待ということになります。
最近だとインド株式の好成績から注目度が上がっています。
過去の各資産クラスの傾向
出所
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2022/05/post-44b6c2.html
過去に勝ち続けている資産クラスはなく、
どの資産クラスも強い時もあれば、弱い時もあります。
こうみると分散投資の重要性がわかります。
分散投資をする場合は株式以外の資産クラスも組み合わせたいところです。
私の考えと実践方法
長期投資を実践する場合、分散投資が重要になってきます。
近年は米国が好調ですがそれがいつまで続くかは誰にもわかりません。
そうなると米国以外にも分散投資するという考えは一案です。
ただし、リスクとリターンは表裏一体です。
リスクが下がればリターンも下がることが一般的です。
あなたがどこまでのリスクを許容でき、
どこまでのリターンを求めるかによって
判断は変わります。
米国の好調がいつまで続くかはわかりませんが、
米国に集中投資をするというのも一案です。
私は折衷案で世界株式メインでS&P500を付け加えています。
迷ったら両方保有してみて、その後の経験で判断してみても良いかもしれません。
また、運用する資産の規模が大きくなってくるほど、株式以外への分散が重要になると考えます。
資産形成の目標を立てて、資産形成の初期から中期は株式だけで良いと考えます。
しかし、資産形成が完了する手前では株式以外への分散を検討したいです。
まとめ
近年は米国が好調ですが、過去のデータをみると勝ち続ける資産クラスはありません。
リスクとリターンを考慮して、集中投資と分散投資を使い分けることが一案となります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。