2023年の調査によると日本で株式投資を行う人の割合は約30%だそうです。
日本では株式投資を行っている人は少数派に当たります。
株式投資をやっていない方の大半は日本に住み日本円で給与をもらうという日本円オンリーのポートフォリオになっていることが考えられます。
今後も日本に住み続けるので別に問題ないと考えている方も多そうです。
しかし、日本円のみのポートフォリオはリスクが高いと考えます。
今回は日本円オンリーのポートフォリオのリスクと対策について考えていきます。
結論として、
日本円オンリーのポートフォリオはリスクが高いため、外貨資産にも分散をすることが重要と考えます。
日本円オンリーのポートフォリオのリスクとは
日本円のみのポートフォリオのリスクが高いのは為替が関係しています。
為替はニュースなどで1ドル◯◯◯円と報道されているものです。
日本円を外国通貨に変えるときに必要になります。
以下の図を見ると為替のレートが年々上昇傾向にあることがわかります。
出所
https://www.tdb-di.com/special-planning-survey/sp20230616.php
1ドルの値が上がると円安、下がると円高となります。
1ドルが100円から120円に上がると、今まで100円で買えていたものに120円必要になるということです。
昨今の円安でハワイなどの外国旅行に行くのに多くのお金が必要になるというニュースが散見されるのは円安の影響です。
円安が起きるということは日本円の価値が下がるということです。
つまり、日本円オンリーのポートフォリオでは資産価値が下がるということです。
ポートフォリオの改善策
日本円のみのポートフォリオは円安になると資産価値が下がるため、日本円以外の通貨を持つことが対応策になります。
日本円以外の通貨としてはドルや金などが候補として挙げられます。
より簡単な方法として外国株式を保有することが挙げられます。
外国株式を保有することで外貨を所有することと同じ効果が得られるため、日本円オンリーのポートフォリオの改善策となります。
円安と分散効果
2022年はS&P500が約20%下落しました。
出所
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN303NN0Q2A231C2000000/
しかし、円安が進んでおり、日本円の価値が下がり、ドルの価値が上がりました。
つまり、日本円視点で見ると外貨の価値が上がり、株価の低下を少なくする効果がありました。
実際に私が保有する米国株や全世界株の投資信託の評価額は20%も下がっていません。
株価や為替は誰にも予測はできないため、分散して両方を保有することがリスクを減らす方法の一案となります。
まとめ
日本円オンリーのポートフォリオはリスクがあると考えます。
日本円オンリーのポートフォリオの改善策としては外国株式の保有が簡単で有効であると考えます。