日銀がマイナス金利を解除するという報道が多々あります。
日本のマイナス金利は2016年1月から開始されており、金利がプラスになった場合8年ぶりとなります。
今回は金利がプラスになった場合の生活への影響と対策について検討します。
結論として
政策金利がプラスになっても大半の方の生活には大きな影響は出ない可能性が高く、特別な対策は不要と考えます。
金利がプラスになるメリットとデメリット
金利がプラスになる大きなメリットは預金などの金利上昇です。
預金の金利が上がることで元本保証でお金が増える可能性があります。
日本人の個人金融資産の約54%が現金や預金であることを考えると金利が上がることが有利に働く方も少なくないと思います。
一方金利がプラスになることデメリットは住宅ローン金利の上昇です。
住宅ローンの固定金利は10年国債
住宅ローンの変動金利は政策金利と
関係すると言われています。
近年、固定金利は上昇傾向、変動金利は大きな変動なく経過していました。
しかし、マイナス金利の解除により変動金利が上昇する可能性があります。
住宅ローンの借入額の平均は3500万円前後との調査報告があります。
0.1-0.2%程度の金利上昇で3.5-7.0万円程度の年間支出増加となる可能性があります。
不動産投資などを積極的に行って、借り入れが多い方ほど影響はありそうです。
しかし、大半の方にとっては生活に及ぼす影響はそれほどなさそうです。
生活への影響
金利が上がるとインフレが抑制されると言われています。
しかし、マイナス金利が解除されても、日本の政策金利は0-0.1%程度になるという声が多数派です。
0-0.1%の金利ではインフレ抑制は困難である可能性が高く、生活に大きな影響はでないことが予想されます。
また、金利は株価や為替と関連があると言われています。
日本はマイナス金利、欧米はプラス金利であり、
為替が円安、ドル、ユーロ高傾向にありました。
円安、ドル高により日本円の価値が下がっていました。
株価は金利上昇に伴い、下がることが多いという過去のデータがあります。
金利が上がることで為替が円高傾向、株価は下がる可能性があると言われていますが、どうなるかは誰にも分かりません。
私の考えと実践方法
金利が8年ぶりにプラスになる可能性がありますが
生活には大きな影響は出なそうです。
金利の変動により為替や株価は影響を受ける可能性があります。
しかし、何もせずに普段通りに積立投資を行うのが良いと考えます。
為替については現金や預金と外貨建て資産(全世界株式やS&P500などの投資信託)の両方を所有していれば円安と円高どちらになっても対応できます。
株価が下がれば安く、多く株を買えるため、資産形成中の方には有利に働きます。
これらのことから、マイナス金利が解除されても
生活に大きな影響は出ず、特別なことはする必要はないと考えます。
まとめ
日本の政策金利がプラスになる可能性があります。
政策金利がプラスになるメリットとデメリットがありますが大半の方にとっては生活に大きな影響は出ないと考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。