積立投資で長期投資というと投資信託やETFを買い持ちし続ける印象があります。
しかし、不測の事態によりお金が必要になることもあるかと思います。
今回は新旧NISAを利用している方でお金が必要になった際にどのような対応が効果的かを検討していきます。
結論として
お金が必要になった際には現金、新NISA、旧NISAの順に対応していくのが効果的です。
長期投資を継続するために現金から使う
株式投資は期間が長いほど資産形成の難易度が下がります。
よって、できるだけ売らずに保有することが重要です。
そのため、5年以内に使う可能性の高い資金は現金で備えることが一案となります。
例えば、5年以内に必要とされる教育費などは現金で備えておくことをお勧めします。
新NISAは翌年利用枠が復活する
現金で対応できない場合は新NISAを必要な分売却します。
新NISAは翌年に使用枠が復活します。
ただし、1年に復活する枠は最大で360万円のため
360万円以上売却した場合は1年間で枠の全ての利用はできないことは留意しておいて下さい。
例えば新NISAの株式を500万円売却した場合
翌年に360万円、翌々年に140万円分の枠が復活します。
旧NISAは換金したら使えなくなるため注意
2024年以前にNISAを利用していた方は
非課税期間が積立NISAで20年、一般NISAで5年、ジュニアNISAは成人(18歳)までとなります。
2023年に旧NISAを利用していた方は
一般NISAで2027年、積立NISAで2042年
ジュニアNISAで2040年
までが非課税期間となります。
旧NISAは制度が終了しているため、売却した時点で再利用が不可能となります。
旧NISAは非課税期間が終了すると課税口座に自動的に移されます。
そのため、売却するのは非課税期間最終年が有効と考えます。
旧NISAはなるべく売却せずに長期保有することをお勧めします。
私の考えと実践方法
私は5年以内に使う予定の資金は現金、それ以外は新NISAでの株式投資に利用しています。
新NISAはなるべく大きく、早く、長く使うという原則を維持したいと考えています。
旧NISAで積立NISAを夫婦分利用していますが
2040-42年の非課税期間まで売却せずに保有する予定です。
ただし、ジュニアNISAは長期投資よりも子供の希望を優先し、柔軟に対応しようとか考えています。
不測の事態でお金が必要になったら現金、新NISA、旧NISAの順に換金し対応します。
まとめ
不測の事態にお金が必要になったら現金、新NISA、
旧NISAの順に対応することが効果的と考えます。
旧NISAは売却後は再利用できない点は留意すべきです。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。