株式投資には3つの原則があります。
その3つは長期•分散•低コストです。
この原則について紹介し、その原則に基づく実践方法について考えていきます。
長期投資
株式はハイリスクハイリターンの印象を持っている方が少なくないと思います。
短期間であれば株価は大きく上下動するのでハイリスクハイリターンであることは事実です。
しかし、長期間では利益がプラス域に収束することが過去のデータから判明しています。
具体的にはアメリカ株式では約10-15年間、日本株式では約15-20年間の長期間の投資をすることで、どの時期に投資を始めてもプラスになったという報告があります。
つまり、長期間の投資期間を作ることができれば、ハイリスクにはならないと考えます。
よって、株式投資では長期間での運用を目指すことが重要です。
分散投資
分散投資をすることでリスクを減らすことができます。
個別株などの1つの株式のみで投資をすると、その株式の影響が良くも悪くも大きくなります。
業績が好調なら価値が上がり、業績が不調で倒産すると価値が0になります。
そのような影響を軽減するために、さまざまな企業や国に分散をする必要があります。
卵を1つのカゴに盛るなという投資の格言があります。
これは集中投資はリスクが高いことを表しています。
株式投資は短期ではハイリスクなため、長期投資に加えて、分散をすることでよりリスクを減らすことができます。
低コスト
投資信託などを利用した株式投資では保有にコストがかかります。
このコスト分は確実にマイナスなので、極力コストを下げることが重要になります。
かかるコストとしては購入時、売却時、保有時などが一般的です。
購入時は販売手数料と表記されています。販売手数料の表記がノーロードとなっているものは購入時の手数料がかかりません。
売却時の手数料は信託財産留保額と表記されています。
1番注意すべき手数料は投資信託の保有時にかかる信託報酬です。
株式投資のリスクを下げるには長期投資が有効です。
よって、株式を長期間保有するため、信託報酬は必ずかかるマイナスのコストとなります。
信託報酬は低い程良いです。
具体的には信託報酬が0.3%以上は高すぎると考えます。
私が保有している投資信託の信託報酬は0.1%程度です。
AFPが実践している長期•分散•低コストの投資方法
ここからは投資の原則に基づいた投資の実践方法を伝えます。
尚、私はこの方法にて投資を実践しています。
分散•低コストを実現するにはインデックス投資が必要になります。
インデックス投資というのは、ある特定の指数に連動する投資信託を利用した投資です。
有名な指数としてはS&P500やTOPIXなどが挙げられます。
S&P500では米国の上位500社、TOPIXは東証1部上場の全ての銘柄に分散されています。
インデックス投資では指数の価値と株価が連動します。
S&P500やTOPIXが上昇すれば株価は上がり、下落すれば株価は下がります。
代表的なインデックス投資の信託報酬は約0.1-0.3%程度です。
つまり、インデックスに連動した投資信託を購入することで低コスト、分散は達成されます。
あとは、購入した投資信託を保有し続けるだけです。
私の場合は、全世界とS&P500に連動した投資信託を購入し、保有をしています。
毎月の余剰資金をNISA口座で積立購入しているだけです。
最初に購入する銘柄の選択と購入額を決めてからは基本はほったらかしです。
ほったらかして、5年経ちますが問題なく運用できています。
相場に恵まれたこともあり、含み益ではありますが収支はプラスとなっています。
まとめ
株式投資の原則は長期投資、分散投資、低コストの3つです。
この原則に基づいた投資の実践はインデックス投資で実践可能です。
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