FP×PTでお金と人生設計を真剣に考えてみた

FPとPT視点でお金と人生設計に必要なシンプルかつ大切な考え方を紹介します

全世界株式の分散性をどう捉えるか

以前の記事でインデックス投資の王道と主流を紹介しました。

 

インデックス投資の王道は全世界株式です。  

 

今回は全世界株式の利点と欠点について考えていきます。  

 

結論として、

全世界株式であれば安心してほったらかし投資による資産運用が可能です

 

 

全世界株式の利点

全世界株式の最大の利点は分散性の高さです。

 

全世界株式は世界中の国の企業に幅広く分散されています。

 

世界中の国や企業に分散されることで経済成長をした場合の恩恵を逃すことなく享受できます。

 

また、世界的に経済が悪化したとしても、すべての国や企業が同様に悪化することは多くないと考えます。

 

よって、経済が良くなる国や企業もあれば、悪くなる国や企業もあります。

 

全世界株式を持つことで良くも悪くもこの全ても持つことになり、リスクを下げることが可能となります。

 

分散性が高い=リスクやリターンが低い

という関係になります。

 

ただし、株式という資産クラスはもとより価格変動が高いハイリスクハイリターンの資産となります。

 

そのため、株式は多数の国や企業に分散されていた方が良いと考えます。

 

また、昨今ベストセラーとなったFACT FULNESSという本で世界的に見ると人口は増加しており、経済成長は続いていると述べられています。

 

世界株式に投資することでこの世界的な経済成長の恩恵を得ることができます。

 

全世界株式の欠点

全世界株式の欠点はリターンが低くなりやすいことです。

 

分散性の高さはリターンの低さと直結します。

 

つまり、世界中の国の企業に分散されることで、成長性の高い企業から低い企業までまとめて保有することになります。

 

経済成長の著しい国や企業のみに集中投資すればリターン、リスクは高くなります。

 

2010-2020年では米国株式と全世界株式を比べると米国株式のリターンが高いです。

 

2000-2010年では全世界株が米国株よりもリターンが高くなっています。この年代で最もリターンが高いのは新興国株となっています。

 

 

出典 

全世界株vs米国株~S&P500指数に死角はあるか?~ | 楽天証券

 

このように時期によって強い国や企業と弱い国や企業に分かれます。

 

世界株式による分散投資は良くも悪くも全てを保有するためリターンが平均的になります。

 

全世界株式投資の実践方法

全世界株式での投資を実践するには投資信託を利用するのが簡単で有効です。

 

具体的な投資信託としては、

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が代表的です。

 

上記の投資信託は低コスト、高分散であり、

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」を受賞しています。

 

 

出典 

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022

 

私も上記の投資信託を主な投資対象としています。

 

この投資信託をNISA口座で保有することが全世界株式の実践となります。

 

あとは積立設定をして、ほったらかしでOKです。

 

時期によって国や企業の強弱はありますが、上記投資信託では自動的に補正をしてくれます。

 

よって、安心してほったらかし投資が可能です。

 

まとめ

全世界株式は分散性が高い反面、集中投資と比べリターンが低くなる傾向があります。

経済成長を自動的に取り込め、安心してほったらかし投資が可能な点はとても優れていると考えます。