投資にはサイクルがあると言われています。
投資サイクルによって強い企業やセクターが異なると言われています。
今回は投資サイクルの紹介と適した投資行動について検討していきます。
特に投資行動は絶対の正解はないですが、損を防ぐ可能性を高める方法があります。
結論として
投資サイクルは予測は困難であり、分散と長期投資で投資サイクルに順応することが重要です。
投資サイクル
投資にはサイクルがあると言われています。
好景気や不景気は永続的には続かないことが過去のデータからわかります。
サイクルの上昇局面でも下降局面でも、
ほとんどの場合、未来は過去と非常によく似た状況になる
出所 ハワード•マークス 投資で1番大切な20の教え
よく似た状況として投資家の大半は高値で買い、安値で売るという行動を起こしやすいことがわかります。
出所 バートン•マルキール チャールズ•エリス
投資の大原則
高値で買い、安値で売るという投資行動は損失を確定させるため
できる限り避けるべき投資行動と考えます。
特に新NISAでは損益通算ができないため、注意が必要です。
投資サイクルとセクター
投資サイクルには4つの相場があると言われています。
業績相場、逆業績相場、金融相場、逆金融相場
の4つです。
この4つの相場は金利と景気と強い関連性があると言われています。
例えば、2022年-2023年は逆金融相場-逆業績相場であった可能性があります。
米国は金利を4-5%まで上げており、景気が後退局面と言われていました。
その時期の株価として
ハイテク株主体のQQQとエネルギー株主体のVDEというETFを比較すると
ハイテク株が下げ、エネルギー株が上がっていることがわかります。
QQQ
VDE出所 Googleファイナンス
金融サイクルと株価は連動しており、
相場に強い株式と弱い株式があると言えます。
過去を見ると相場は常に循環していますが、
どのタイミングで、どの程度動くかの予想は困難です。
私の考えと実践方法
金融相場は常に循環することや過去の投資家の投資行動の傾向(高値買い、安値売り)を考慮するとサイクルを読んでのタイミング投資の難易度は高いと考えます。
株価の先行きは予測困難です。
そのため、ハイテク株だけでなくエネルギー株やヘルスケア株など
4つの相場全ての株式に分散することが一案となります。
S&P500やオルカンなどでは全てのセクターに分散が効いており、
市場サイクルの影響を下げられ、極端な高め、低め掴みを防ぐことに繋がります。
ただし、この方法ではリスクと共にリターンが低下します。
早期のFIREや短期間でリターンを高めたい方には不向きです。
短期での売り買いはせずに、投資期間を長くすることで複利が働き
リターンは徐々に高まる可能性があります。
投資サイクルを見つつ、分散投資と長期投資を実践することが
リスクとリターンの両立につながる可能性があります。
まとめ
株式市場にはサイクルがあり、サイクルにより強い株式と弱い株式の傾向が分かれます。
サイクルを読むことは困難であり、極端な高め、低めつかみを避けるために分散と長期投資が重要と考えます。
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