先日、新NISAの始まるタイミングはできるだけ早い方が良いことを紹介しました。
では、終わり時はいつが良いでしょうか?
株式投資を始めて資産が増えたとしても、
使い時、終わり時がないと何のために資産形成をしているのかわからなくなってしまいます。
今回は新NISA含めた株式投資の売り時、終わり時と注意点について検討していきます。
結論として
お金が必要になったら株価を気にせずに躊躇せずに売り、それ以外での売却は極力避けることが良いと考えます。
新NISA(株式)を終わらせるタイミング
新NISAによる資産形成を終わらせるタイミングとしてお金が必要になった時が挙げられます。
お金が必要になったら株価を気にせずに
株式を売って、現金化することが一案となります。
株価を考慮してしまうと、お金が本当に必要な時に現金化できなくなってしまうリスクがあります。
株価が下がっていると損を確定することになるため売りづらいのは事実です。
しかし、株価の上がり下がりのタイミングは誰にもわからないため、あなたにとってお金が必要になったら躊躇せずに売ることが重要と考えます。
それでも売却を避けたい場合は
3-5年以内に使う予定のあるお金は新NISAには回さずに現金や預金で保有するという戦略も一案となります。
新NISA売却の利点と欠点
新NISAの株先売却時の利点は2つあります。
①非課税
②非課税枠が翌年復活する
新NISAの株式を売却した場合、通常の口座でかかる約20%の税金がかかりません。
加えて、新NISAでは売却翌年に利用可能額が復活します。
お金の必要な時期が過ぎ、お金の余力ができたら再度新NISAを利用すると良いと考えます。
ただし、新NISAの年間利用可能額の上限は360万円です。
例えば新NISAの株式を500万円売却した場合
翌年に360万円、翌々年に140万円の非課税枠が復活し、再利用できます。
非課税枠の復活は旧NISAにはなかったため、
有効に使っていきたいところです。
新NISA口座の株式売却の欠点は2つあります。
①損益通算ができない
②長期投資ができなくなる
新NISAの株式の売却は利益が出ていれば非課税になり利点が大きいです。
一方、損失が出ている場合は損益通算ができないという欠点となります。
また、株式を売却することで投資期間が短くなってしまい、複利の力が弱まります。
暴落での売却は極力避ける
お金が必要になった際の売却は必要です。
しかし、大半の方にとって売却するタイミングは暴落などで株価が下がってしまった時と言われています。
暴落が起きるとさらに株価が下がるのではないかと不安になり、売ってしまうことが多いようです。
新NISAの株式を暴落で売ってしまうと上記で挙げたような欠点の要素が大きくなるため、
なるべく避けたいところです。
暴落での売却を避けるには
生活防衛資金を確保しておくことが重要となります。
世界一の投資家と呼ばれるウォーレンバフェットは
暴落は買い時と言っており、
暴落を上手く利用できれば資産形成を加速させる可能性があります。
私の実践方法
私は新NISAは売却せずになるべく長期間保有する予定です。
お金が必要になった時は生活防衛資金と現金で対応します。
暴落時は売却ではなく、買い増しできるように
資産配分として現金を15-20%所有しています。
現金と生活防衛資金以上にお金が必要になった場合は株価を気にせずに売却をします。
まとめ
新NISAの終わり時としたはお金が必要になった時が一案です。
新NISAは損失が出ていると欠点が大きくなるため、暴落だの売却はなるべく避けたいところです。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。