2024年に入り、日経平均やS&P500が史上最高値を記録しました。
しかし、直近1ヶ月では5-10%程度株価が下がっています。
株式という資産クラスは変動幅が大きいということを実感している方も多いのではないでしょうか。
史上最高値を記録してからの下落傾向なので、
そろそろ暴落すると考える方もいるかもしれません。
今回は株価とVIX指数について考察します。
結論として
VIX指数は過去の暴落と比べて低値ですが、
株価の先行きは不明なため、リスク許容度の確認と長期投資が重要です。
株価は常に変動する
株価は短期では大きく変動しますが、長期では
複利や平均回帰性によりプラス域に収束やすい傾向が過去のデータからわかります。
米国株や日本株では短期では大きな変動幅がありますが長期ではプラス域に収束していることが以下からもわかります。
出所 穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
目先の株価の変動には囚われずに長期投資の実践が良いと言えそうです。
現状と過去のVIX指数
VIX指数をご存知ですか?
VIX指数は恐怖指数とも言われ
VIX指数が高いほど投資家が市場の先行きに不安を感じている状況です。
2024年4月21日時点でのVIX指数は18.71%です。
2024年1月時点からは5.5%上昇しています。
出所 Googleファイナンス
しかし、過去の大きな暴落であるコロナショックやリーマンショックではVIX指数は60-80%を記録しています。
出所 Googleファイナンス
年始から比べるとVIX指数は上昇していますが
暴落の水準ではないことがわかります。
リスク許容度を再確認
直近1ヶ月での株価下落で株価の変動が気になる方はリスク許容度を超えて、投資を行っている可能性が考えられます。
リスク許容度はどの程度のリスクにあなたが耐えられるかを表すものです。
リスク許容度を超えた投資では長期投資が難しくなります。
最近の株価の変動が気になる方は一度リスク許容度の確認をお勧めします。
私の考えと実践方法
株価は短期では大きく変動し、長期では変動幅が小さくなる傾向があります。
短期の株価は無視して、長期投資の実践が重要と考えます。
暴落があったとしても広範囲に分散されたインデックス投資であれば、時間をかければ元の株価以上に戻る可能性が高いことが過去のデータからわかります。
また、資産形成期の方では暴落時こそ資産形成の速度を上げられる可能性があります。
暴落時は株価が下がるため、安く多くの株式を購入できるためです。
暴落はピンチでもありチャンスでもあります。
暴落時にうまく対応するために、リスク許容度の確認や暴落時の行動指針を決めておくと良いと考えます。
私の場合
コロナショックの経験や投資年数の増加に伴いリスク許容度が増しました。
また、含み益も増えていることもリスク許容度に対してプラスに作用しています。
私の暴落時の行動指針として
暴落10%毎に余剰現金を10%ずつ株式に移行することとしています。
まとめ
株価は年始に比べると下がっていますが、VIX指数から見ても過去の暴落水準には達していません。
株価は短期では大きく変動しますが、長期では変動幅が小さくなります。
株価下落が気になるようであればリスク許容度の再確認が必要です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。