2010年代は米国株が絶好調であり、様々なメディアで米国株が推されています。
実際に2023年の世界時価総額ランキングでTOP10に米国企業が9つ入っています。
では、30年前の世界時価総額ランキングをご存知ですか?
TOPは日本の企業でした。
このように時間の経過とともに企業の価値は変動します。
今回は世界株の適応力について考えていきます。
結論として、
世界株は分散投資しながら時代の変化に適応できることが最大の利点です。
世界の時価総額の推移
現在と過去で時価総額の傾向が明らかに変わっていることがわかります。
出所
https://www.tokyo-np.co.jp/article/252608
日本に住んでいるとバブル崩壊や失われた30年といった言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
日本の時価総額が下がり、米国の時価総額が上がっています。
長期投資との関連性
インデックス投資は長期間の投資をすることで資産価値が上がる可能性が高いです。
期間が長くなればなるほど運用利益がプラス域に収束するという過去のデータがあります。
出所
しかし、現在と過去の時価総額の推移を考慮すると、米国株のみに投資するのはどうなのか?
と疑問が浮かびます。
今後も米国株が強ければ良いですが、過去のように強い企業が変わるとするならば危うさがあると考えます。
実際に米国の強さを十分に理解しているはずの米国の機関投資家は米国の集中投資ではなく、世界に分散投資を行っているという事実もあります。
20-30年という長期投資と考えると米国株よりも世界株の方がリスクは減らせそうです。
世界株式はその時々の市場環境に応じて、国や企業の構成比率が自動的に変わるからです。
つまり、強い国や企業と弱い国や企業の比率が自動的に変わっていうことです。
世界株のデメリット
直近10年で米国株と世界株を比較すると米国株に軍配が上がります。
出所
全世界株vs米国株~S&P500指数に死角はあるか?~ | 楽天証券
世界株は良くも悪くも成長性の低い国や企業も含めます。
分散すればリスクとリターンが下がり
集中すればリスクとリターンが上がる
これが米国株と世界株の関係においての本質だと考えます。
私の場合はどちらの考えも納得できるので世界株も米国株も両方所有しています。
両方所有し、資産の推移やその時々の自分のリスク許容度に応じてどちらを推し進めていくのかを検討している最中です。
まとめ
時価総額の推移から現在と過去では国や企業の強さが異なるため、一国に集中投資するのはリターンとともにリスクも上がると考えます。
世界株は分散でき、時代の変化に適応可能な点はリスクを下げることにつながります。
同時にリスクを下げるとリターンも下がる点は意識しておく必要があると考えます。
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