新NISAでは全世界株と同じくらいの米国株への投資が人気となっています。
直近10年では米国株が好調であり、全世界株と米国株では米国株の運用利回りの方が良くなっています。
米国株の代表的な指数としてS&P500があります。
米国の代表的な500の企業で構成されたインデックスです。
S&P5もしくはS&P495をご存知ですか?
今回はS&P500とS&P5についてリスクとリターンの視点から検討していきます。
結論として
S&P5は集中投資になり、リターンと共にリスクが上がる可能性があります。
米国株はS&P5に注目!?
米国株の代表的な指数はS&P500です。
S&P500の直近30年の平均運用利回りは約11%と言われており、素晴らしい運用成績です。
日本は失われた30年と言われ、バブル崩壊後の最高株価は未だに更新できていません。
日本の代表的な指数としてTOPIXがあり、直近30年の平均運用利回りは約1.4%です。
日本と米国の差は明らかですね。
しかし、S&PからGAFAMの大企業5つを抜くとTOPIXと同程度の運用利回りになるという報告があります。
GAFAMは
Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft
の 5企業です。
出所 児玉一希 株式投資2年生の教科書
ここ数年におけるS&P500の純利益の約15-20%をGAFAMが占めていると言われています。
米国株投資はGAFAMの成績に大きく影響を受けることは留意すべきことです。
S&P5に集中投資できる投資信託
上記のことからS&P5に投資をすれば効率的と考える方も増えている印象があります。
S&P5に集中投資する投資信託として
iFreeNEXT FANG+インデックス
が最近注目されています。
iFreeNEXT FANG+インデックスはS&P5を含めた10の企業で構成されたインデックスです。
直近10年の運用成績はS&P500を大きく上回っています。
出所
iFreeNEXT FANG+インデックスは
新NISAの成長投資枠の投資対象にもなっています。
集中投資の利点と欠点
集中投資の利点はリターンが上がることです。
欠点はリスクが上がることです。
リスクとリターンは表裏一体となっています。
リターンがS&P500よりと優れていることは大きな利点です。
iFreeNEXT FANG+インデックスでは
10の企業で組入比率は約10%です。
例えば、10の企業の内1つが倒産して企業価値が0になると株価が10%低下します。
集中投資はリスクも上がることは欠点となります。
企業の栄枯盛衰は誰にもわかりません。
あなたが許容できるリスクの範囲内であるなら集中投資も一案となります。
株式投資における資産形成ではリスクは0にならないため、あなたに合ったリスク内で投資を継続することが重要です。
私の考え
私にとって
iFreeNEXT FANG+インデックスは
リスクが高いため、投資対象としていません。
私のリスク許容度ではNASDAQ100をサテライト投資として少額保有する程度となっています。
新NISAではオルカンやS&P500など分散された投資信託が最適と考えます。
まとめ
S&P500の中から5つの企業を抜くと米国株式の見方が変わります。
S&P5への集中投資はリスクとリターンが上がります。
リスク許容度に応じた資産形成に努める必要があります。
クリック応援していただけると毎日のブログ更新の励みになります!
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。