お金は寝かせて増やしなさいではインデックス投資における長期投資の有効性が述べられています。
著者はインデックス投資で総資産1億円の億り人になっています。
著者はインデックス投資は始めるのは簡単でも続けるのが難しいと述べています。
お金を寝かせて増やすために
投資初心者であった私が実践し、コロナショックを乗り超え、実践して良かったと思えることを紹介します。
結論として
生活防衛資金の確保とリスク許容範囲内の投資が長期投資の実現につながります。
リスク許容度と決め方
リスク許容度とは
あなたのお金がどの程度増減しても大丈夫か
という資産変動の許容範囲のことです。
株式は他の資産クラスと比べ、価値の変動幅が大きいです。
1円も損をしなくない方もいれば
当面使う予定のないお金だからいくら損しても問題ないと言う方もいます。
つまり、リスク許容度は人により異なるため、
自分に合ったリスク許容度を設定することが重要です。
リスク許容度を決める際に
年齢、結婚、子供の有無
年収、職業の安定性
年間の生活費
資産運用の経歴
などは考慮した方が良いと考えます。
例えば
若くて、働いており、年間生活費が少なければ
資産運用におけるマイナス分を働いてカバーができます。
高齢で収入が年金のみである場合は
資産運用のマイナス分を年金でカバーするのは困難です。
あなたの置かれている状況によりリスク許容度は異なるため、自分に合ったリスク許容度を設定することが重要です。
生活防衛資金とその目安
生活防衛資金は資産運用とは別に生活を維持、守るために必要な資金です。
生活防衛資金の目安は諸説ありますが
毎月の生活費の6-24ヶ月分と言われています。
お金は寝かせて増やしなさいの著者は
生活防衛資金を毎月の生活費24ヶ月分と推奨しています。
毎月の生活費が20万円の場合は240万円が生活防衛資金となります。
私はこれは貯めるのが大変だし、少し多いと考え、
生活防衛資金を半分の12ヶ月分としています。
生活防衛資金があることで
株式における価値の変動、特に下落に対する耐性が強くなると考えます。
投資を始めて1年ほどの時にコロナショックを経験しました。
証券会社から頻繁に株式の下落通知がきました。
これ以上損失が拡大しないように売った方が良いのではと思うこともありました。
しかし、株式投資とは別に生活防衛資金を持っていたため、
株式の価値が下がっても生活には支障がないと思えたので売らずに済みました。
今では株価が下がった時は
安く、多くの株式を買うチャンスとすら思えています。
こう思えるのは生活防衛資金をしっかりと確保し、
暴落を乗り越える経験をしたからです。
長期投資の実現に向けて
生活防衛資金を確保した上でリスク許容度を決めることで長期投資を実現しやすくなります。
加えて
毎月の積立設定をすることで、積立投資を自動化できます。
あとはほったらかしでOKです。
運用成績が良かった人の属性を調べた調査では
運用を忘れていた人の成績が良かったという報告があります。
低コストの分散された投資信託を長期で運用できれば投資初心者には十分な運用成績が得られる可能性が高いです。
今はSNSなどでさまざまな情報を得られますが
他の人の情報に惑わされずに
自分の決めた長期投資の方針に従って行動したいところです。
まとめ
お金を寝かせて増やすにはリスク管理が必要です。
リスク管理ではリスク許容度の設定と生活防衛資金の確保が必要になります。
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