アセットアロケーションという言葉をご存知ですか?
アセットアロケーションは資産配分のことです。
いよいよ新NISAが始まります。
新NISAでは投資可能額が大幅に拡大し
資産配分がより重要になります。
株式投資というと銘柄選択や投資タイミングが重要と思うかもしれませんが、資産配分の方が重要であることが研究で明らかになっています。
今回は新NISAの有効利用に向けて資産配分について
考えていきます。
結論として
リスクを確認し、資産配分の主役は株式にするのが有効です。
投資成果は資産配分で決まる
投資成果を決めるのは銘柄選択や投資タイミングと考える方が多いと思います。
しかし、様々研究で投資成果は資産配分で決まるという報告が数多くあります。
資産配分として多く例に上がるのが
株式
債権
金
不動産
です。
安く買って、高く売るのではなく
どのような資産配分にするかが株式投資の成果に直結します。
過去の資産クラスによる利益の差
以下が過去の様々な資産クラスによる利益の差です。
出所 株式投資の未来 ジェレミーシーゲル
株式の成長性の凄まじさは明白です。
よって、資産配分をする際に主軸としたいのは
株式になります。
ただし、株式は価値が上下動するハイリスクの資産クラスとなります。
資産配分の主軸を株式にする場合は
リスク管理が必須となります。
資産配分を決める鍵はリスク許容度
資産配分を決める際に
リターンではなく、どれだけのリスクに耐えられるか(リスク許容度)が重要になります。
株式投資の場合、長期投資により
リターンを上げ、リスクを下げられる可能性があります。
これは平均回帰性と複利による効果です。
出所
株式投資は短期では価値の変動幅が大きい
ハイリスクハイリターンの資産クラスと言われています。
一方、過去のデータを見ると
長期になると運用利益がプラス域に収束されていくという報告があります。
上記の図を見ると
短期では変動幅が大きく
長期では変動幅が少なくなっている
のがわかります。
ただし、株式は元本保証がされていないため、
リスクは0にはなりません。
リターン(利益)を得るにはリスクは常に伴います。
インデックス投資は個別株に比べ
多くの国や企業に分散されていますが、
近年のリーマンショック(世界金融危機)やコロナショックなどの歴史的な大暴落では
一時的に資産価値が20-50%下がったという
過去のデータがあります。
出所
今までに元本保証のある定期預金での資産運用経験しかない方は新NISAにおいてリスクを取り過ぎてしまい急な下落で株式市場から退場しないように
注意が必要です。
私の資産配分
私の場合は
株式80% 現金20%
の資産配分としています。
債券や金、不動産などの他の資産クラスを組み込まない代わりに分散された株式を選んでいます。
具体的には全世界株式などです。
分散された、低コストの株式を長期保有することで
株式の成長性の恩恵を受けられると考えています。
世界経済が今後も成長する可能性は以下の記事を参考にしてみて下さい。
まとめ
株式投資を実践する場合、資産配分を決定することは重要です。
資産配分の主役は株式であると考えます。
資産配分を決める際には自分のリスク許容度を考慮することが必要です。
クリック応援していただけると毎日のブログ更新の励みになります!